Role
役割 – 空の革命児か、はたまた生活の侵略者か
大空を自由に飛ぶことでさまざまな制約から解き放たれました。
人の手が届かない領域への立ち入り、人が近づけなかったアングルからの絶景を撮影、人の代わりに物資を届ける。人口減少を迎える日本にとっては活用の道は多岐にわたります。しかし、道具というのは使う人により、薬にも毒にもなります。アルフレッド・ノーベル博士(ニトログリセリンを使った油状火薬、いわゆるダイナマイトの発明者で、ノーベル賞創設者)も自身の発明が、戦争に利用されるとは発明時に思わなかったことでしょう。
今、ドローンは明るいニュースと困ったニュースが世界中を賑わせています。国内では首相官邸に落ちた(降りた?)事件や、盗撮等によるプライバシーの懸念があります。当面はモラルとルールの間で社会とすりあわせながらポジションを作っていくことになるでしょう。