• 撮影事業2021.06.17

    ドローンをあまり使っていない動画制作事例

    ドローンメインの弊社ですが、今回はドローンをほとんど使わない動画を製作しましたので、ご紹介です


    【移住に失敗しないために】移住する前に抑えたいし,知っておきたいこと15選
    わざわざ調べるほどでもないけど知っておきたいことをご紹介です。ほぼ全国共通のチェックポイントです



    こちらは春日井から移住されたご夫妻。地方でも生計を立てられる仕事として選んだのはウェブデザイナー。しかも、移住のきっかけはYouTubeとTwitter!いまどきです!


    今度はUターンのケースですが、キャリアの作り方のご家族の理解を得る方法が参考になります!


    最後は「これぞサラリーマンの理想!」ともいえる職場を変えずに通勤時間そのまま、雄大なパノラマを眺めながらのマイホーム!
    全国のお父さんにおすすめしたいです!が、奥さまの満足度はいかに!?
  • お知らせ2021.06.05

    バーチャル〇〇はじめました

    オンラインで価値を届けるバーチャル事業を企画~制作~集客~保守まで一貫して提供します
    企画:実現したいテーマや内容のヒアリングから最適な空間手法の提案を行います。弊社では「サブスクリプション型」「ストック型」のどちらかを軸に検討を行います。これは用途・期間・予算から総合的に判断します。
    制作:空間制作に必要な計測・撮影を専用機材にて行います。
    集客企画:バーチャル空間は制作しただけでは、アクセスを促すのが難しいため、企画段階から集客戦略を立案します。
    保守:バーチャル空間は「資産」です。固定資産税の代わりにサーバー費用やコンテンツの更新が発生しますが、訪れた人にいつも「最新」をお届けするためのサポートをしています。

    ドローンを活用した上空と地上をクロスするような空間も可能です!


    例:ハザードマップの可視化

    http://www.tug-d.com/mirailab_gallery/kekai/

    例:アートギャラリー(展示物を360度回してみることが可能)

    https://www.tug-d.com/mirailab_gallery/antique_gallery/


    制作はPHOTOーVR、CG-VRなど状況と予算に応じてご検討いただきます
    【概算金額】
    サブスクリプション型PHOTO-VR1フロア30万円~
    ストック型PHOTO-VR 1フロア150万円~
    ストック型CG-VR 300万円~


    お気軽にご相談ください
    サクラボテクノロジーズ合同会社
    058-379-5900
    info@39labo.jp
  • お知らせ2021.04.12

    飛来君、生産終了のお知らせ

    現場で活躍する飛来君
    現場で活躍する飛来君
    2017年の発売以来.林業や送電工事の現場のドローン延線の作業用や安全装置として好評をいただきました飛来君1号機ですが、Futaba製送信機の生産終了に伴い、現在の在庫分をもちまして販売を終了させていただきたいと思います。一件のお問い合わせから生まれた製品ですが、微力ながらもドローンの活用の幅を広げられたと信じています
    また、製品の開発にご協力いただいた岐阜県森林文化アカデミー杉本先生にはこの場を借りてお礼を申し上げます。
    林業の現場ニーズから生まれた製品ですが、販売先のほとんどは電力・送電事業者のみなさまでした。本当にありがとうございます。

    海外のECサイトで安く売られている類似装置等もありますが、あえて飛来君1号機をご要望いただいた皆様には大変感謝しておりますし、きっと現場でご活用いただけていることと思います。架線作業時の施工計画に安全対策ツールとしてもご利用いただいていいました。
    強風時の安全対策
    強風時の安全対策


    なお、バッテリーの無償交換は引き続き対応させていただきます。また、販売は終了しますが、レンタル提供は引き続きさせていただきます。今後、飛来君1号機の利用にご興味がある事業者の方におかれましてはレンタルサービスをご活用ください。

    注意:飛来君は架線作業を想定していますので、物件を垂直にぶら下げる運搬用途には使いにくい構造となっております。ご注意ください。

    飛来君サイト

  • お知らせ2021.02.08

    【公開】研修対応型クロスパーテーションの製作情報を公開提供します

    クロスパーテーション公開
    クロスパーテーション公開

    研修等のグループワーク対応クロスパーテーションを考案し試作したので製作データを公開提供します。

    公開内容

    製作図(PDF,JW-CAD形式)
    部品リスト


    寸法図 木製の部材図面[/caption]

    【PDF版】
    【成果品】木製の部材図面01

    【成果品】木製の部材図面02

    製作した経緯

    弊社が岐阜県より受託している事業の中でグループワークを伴う研修会が含まれていました。感染症が収束しない中での開催となったため、グループワーク可能なクロスパーテーションを製作し研修会を実施しました。
    クロスパーテーション
    クロスパーテーション

    クロスパーテーションを使った研修の様子
    クロスパーテーションを使った研修の様子


    “すき間”が必要

    研修でパーテーションを使う時に求められるのは通常の飛沫感染に加え、グループワークでやり取りするシートやアイデアを書き込んだ付せんのやり取りなどをする「すき間」が必要です。市販品にもクロスパーテーションはありますが、下にすき間がある製品はほとんどありません。このクロスパーテーションは下に空間を作ることで研修に対応させています。サイズは120×120ですが、分解可能なので会場ごとに運搬して、セッティングすることが可能です。おそらく常設で運用するケースはあまり多くないと思われるので、分解前提にしていますが、常設可能な環境であれば、ピンをボルトに変えることでより安定します。

    材料選びの注意点

    アクリル板ですが、予算が許すなら「静電気防止」アクリル板を推奨します。今回はホームセンターで手に入るアクリル板ですが、静電気でほこりや付くので毎回、使用後に吹き上げる必要があります。感染症対策でアルコール消毒も兼ねて行うのであればあまり気にならないかもしれません。

    販売等は予定していません

    このクロスパーテーションを使ったからは製作のリクエストは頂きましたが、このパーテーションを弊社で販売する予定はありません。その代わりに製作データをオープンにすることで、必要とされる方がご自分で作ることができるようにしました。事業者の方がこのデータをもとに製品化していただくことは問題ありません。弊社ではできなかった製品化を実現していただけることは大歓迎です。

    クロスパーテーション手書き風スケッチ
    クロスパーテーション手書き風スケッチ

    グループワーク対応クロスパーテーション
    グループワーク対応クロスパーテーション

  • 取り組み2021.01.15

    研修用パーテーションを製作しての研修会開催

    クロスパーテーション
    クロスパーテーション


    新型インフルエンザによる感染症がなかなか収まらない中でも、業務として取り組んでいかなければならない状況はそれぞれが抱えているかと思います。サクラボテクノロジーズは自粛対象になる業務はないのですが、それでも配慮して進める必要があります。現在、岐阜県より受託している業務の中で「グループワークを伴う研修会」の運営があり、工夫を凝らして制作したパーテーションを投入しましたので、ご紹介します。


    製品が少ないクロスパーテーション

    感染症対策として見ない日はないパーテーションです。基本的には2柱式で「相手と自分」という関係において効果を求めるものがほとんどです。なので、基本的に市場に出回っているパーテーションはこれがほとんどです。ところが、今回、ご紹介するクロスパーテーションはあまり需要がないのかインターネットでも選択肢が多くありません。あっても小型だったり、納期がかかったりと、このタイミングの研修会で使えるものはあまりありませんでした。(執筆時点で改めて検索したところやや増えていました)
    クロスパーテーション検索結果
    クロスパーテーション検索結果


    そもそもの経緯は発注者から「研修会は予定とおり行うけれど、感染症対策を徹底したいので、パーテーションを用意できませんか?」というリクエストでした。ここで困ったのは「研修で使えるパーテーション」が市販されていない、ということです。研修で使うパーテーションに求められるのは
    ・4人程度のグループで使う
    ・持ち運び可能
    そして
    ・グループワークができるようにすき間がある
    という条件です。特に最後の条件が課題でした。4人を仕切るだけのパーテーションなら市販のアクリル板で製作できますが、下にすき間を作るには柱を設けて浮かせる必要があります。リクエストから研修まで3営業日しかありません。


    市販部材から製作

    ということで、出来上がったのがこちらです。実物を見ると「なるほど」という作りです。分解できるので運搬も容易です。
    研修用クロスパーテーション
    研修用クロスパーテーション

    使っている部材はアクリル板、木材、ピンです。弊社では製作する機器やスペースがないため各務原市内の工房に、用途やサイズ感を伝えて作っていただきました。


    使い勝手は?

    実際に使っている様子です
    クロスパーテーションを使った研修の様子
    クロスパーテーションを使った研修の様子

    クロスパーテーションを使った研修の様子
    クロスパーテーションを使った研修の様子


    以前のように「模造紙をバーンとおいて」とはやはりいきません。パーテーション下のすき間(高さ8cm程度)を使いシートのやり取りや付せんメモを張ったりすることになります。パーテーションがないときのように自由に動けませんが、感染症対策を実施しながらということを考えればなんとかグループワークができる状況になりました。

    最後に

    感染症が収束しない中での苦肉の策で製作をしました。グループワークの醍醐味は活発な意見交換やシート使ったアイデアの構築です。一日も早く以前のようなパーテーションの要らない世界に戻ることを願っています。
    なお、参加者からは「パーテーションを使ってみたい」という声がありました。日曜大工ができる方なら簡単に製作できますので、後日、必要な図面や資料を公開させていただきます。

  • 撮影事業2020.12.28

    【動画制作】空から見るぎふの棚田~恵那市三郷~

    この夏から秋にかけて恵那市三郷(みさと)町の棚田にフォーカスして撮影を行いました。「ぎふの棚田21選」に選ばれている「野井」「佐々良木」の2地区を対象とし、岐阜県より依頼をいただき動画制作させていただきました。



    農村景観のわき役たち


    恵那市は「坂折棚田」や農村景観日本一と評判のいい岩村富田地区など絵に描いたような美しい景色があります。春の代掻きから始まり、水を張った水田や、初夏の緑が美しい季節を過ぎ、黄金色に輝く収穫期とどの季節も本当に美しい景色が広がります。実はこの美しい景色、水田の中だけで成り立っているわけではなく、その周りの「手入れ」があってこそなんです。その一例が「草刈り」です。大変地味な作業ですが、放っておくとどんどん伸びてしまい、水田の周りの斜面を覆いつくしてしまいます。地域の方は農作業やお勤めの合間を縫ってこの草刈りをされているのです。
    今回、制作にあたっては「棚田をドローンで撮影」という依頼で始まりましたが、担当者が「景観を守る人にも光を当てたい」という話をされ、こちらとしても棚田をドローンでというのはどうしても単調になってしまう心配がありましたし、動画に残す意義もあると感じたので、当方の判断で追加撮影させていただきました。
    ぎふの棚田21選/佐々良木
    ぎふの棚田21選/佐々良木


    意外と使えるiPhone


    撮影にあたっては地元に文書で事前に配布を行い、見慣れない車やスタッフが地域を歩くことへのご理解をいただきました。結果としてはこれが功を奏して、地元の方にもカメラに収まっていただき、草刈りや稲刈り作業の様子を動画に加えることができました。そうした作業の様子は「iPhone SE2」を使って撮影しています。実力として試したかったことや、担当者からも「仕様にない撮影なのでお任せします」と話をいただいてこともあっての実践投入でしたが、「小回りが利く」「セッティングが早い」とメリットも見つかりました。屋外で光量が十分にあったことや、短時間の撮影だったことも運用上ポイントかと思います。

    4日間ほど入りましたが、いついっても必ず誰かが草刈りをされていて、ほんとうに頭が下がりました。草刈りをしていた男性からは
    「誰かが草刈りしている音が聞こえてくると、ついこちらも始めてしまう」
    と話を聞きました。いろんな人から「三郷の草刈りはレベルが違う」と聞いてましたが、それを支えているのは地域のメンタリティですね。
    みなさんも田んぼの斜面に雑草が伸びてなかったら、この話を思い出してみてください。
    最近はラジコン式の草刈り機もあるそうです!スマート農業ですね。(300万円くらいするそうです)

    ラジコン草刈り機
    ラジコン草刈り機

  • お知らせ2020.10.09

    取り扱い中の産業用ドローン【2020年】

    現在、弊社で取り扱っている産業用ドローンのご紹介です。DJI製ドローンが中心になるのは、DJIの製品がグローバルに使われており、関連アプリケーションの充実や運用ノウハウが蓄積されており、費用対効果が高いためです。セキュリティに関しては「ローカルモード」を備えており、運用データがユーザーの意図に反して送信されることがないような仕組みがあります。また、それでも不安な場合はデバイス側でシャットアウトも可能になっておりますので、導入の際にサポートさせて頂いています。


    1.カユイところに手が届く!点検・観測業務に特化したMatrice300


    紹介動画がいつもかっこいいDJI産業機のフラッグシップモデルで、通常の可視カメラはズーム機能を備え、赤外線カメラとの併用も可能です。機能や性能はメーカーサイト等でご確認いただけますが、特に優れている点は「デュアルバッテリーによる動力の冗長化」「2オペレーションへの対応」「防塵・防水規格IP67」の3点が安心感を与えてくれます。点検の現場では機器として安定して使える、タフであることが重視されますので、予算が許すのであれば積極的に使いたいモデルです。
    レビュー記事はこちら

    デュアルバッテリーによる動力の冗長化

    これは産業機の標準規格になりつつありますが、ドローンのバッテリーは「プラス極」「マイナス極」を機体に接続してという自動車のバッテリーとは違い、バッテリーに回路基板が搭載されているインテリジェントバッテリーとなっています。これはバッテリの温度管理、充電回数の記録、セルバランス調整とバッテリーを安心して使える機能を実装していますが、基盤制御になるため突然にシャットダウンすることがごく稀にありました。バッテリーをふたつ搭載し冗長化することでこのような、「もしも」に備えるのがMatriceの特徴となっており、安心して使えます。


    2オペレーションへの対応

    これは電力線の保守業務を行っている現場では「待ってました!」と言える機能です。電力線は径間長が600m程度になるケースもあり、目視が難しくなります。ドローンは目視外でもアプリケーションを活用することで目視外でも運用は可能ですが、現場では目視を基本とした運用が求められるため、途中で操縦者を切り替えて、長距離運用がニーズとしてありました。DJIはそうしたニーズを的確に拾って実装し製品化しました。


    防塵・防水規格IP67 点検業務の現場はどうしても埃っぽくなってしまいます。ドローンは密閉されてるようで、細かな隙間等があり点検の際にボディを開けるとうっすら砂誇りが載っていたというケースはよくあります。この誇りが基盤に載り、電気を帯びると誤作動や回路の劣化を早めるので、防塵性能を高めるのは、そうしたトラブルを避けることにもなり、また現場で極端にデリケートな扱いをしなくてもいいという気楽さに繋がります。防水は言わずもがなですが、実はドローンは比較的水濡れに強く、小雨くらいなら問題なく飛んでしまいますが、防水性能の向上は作業スケジュールの柔軟性にも貢献するので助かります。


    定点観測が楽になった!

    現場の定点観測はドローンがない時代からも行われてきましたが、ドローンを使うことでより広い範囲をカメラに収めることができます。いままで、何か所も移動してたのが懐かしいですね。すごく便利なんですが、毎回、同じ場所で取るとはいっても、高さや位置が少しずつ違っていてモニターのアングルを見ながら「こんなもんかな」と撮影することがあるかもしれません。最新のMatriceなら撮影場所とカメラアングルを記録してくれるので、2回目からはほぼ自動でオペレーションしてくれます。自分でオペレーションしてもそんなに難しくないのですが、一度使うと気持ちよくてやめられません。

    Mavic2 enterpriseシリーズ



    空撮機の主力モデルであるMavic2にビーコン、スピーカー、ライトを備えたモデルです。こちらは行方不明者の捜索等のレスキュー現場を想定したモデルになっていますが、基本性能はMavic2と同じです。スピーカーは運用側からの一方的な呼びかけになってしまいますが、相手に状況を伝えたり、行動を促したりと使い方を工夫すると効果的です。カメラが「ズーム」と「サーモカメラ」の2種類があるので、用途によって選ぶことができます。これまで赤外線カメラは大きなドローンにしか搭載できませんでしたが、Mavicに搭載されたことで持ち運びが容易になりました。予算的な事情やMatriceの大きさが煩わしくなるケースであれば、Mavicがお勧めできます。フルセットでも50万円程度で収まります。

    スマート農業の最先端!Phantom4-M



    「M」はマルチスペクトラムカメラの頭文字です。これは人の目には見えない光を図ることで農作物の生育状況を図ることができます。従来はRededge等のカメラを別途機体に取り付けて撮影する方法が主力でした。弊社でも昨年、Inspire1に搭載して、計測業務を行いましたがなかなか使い勝手が難しく、撮影が狙いとおりにできていないこともありました。このモデルならPhantomと同じ操作感、扱いやすさで運用できるためカメラスペックが要求にあったものなら、計測業務がとてもシンプルに行えます。注意点としては取得データと作物の育成状況の相関を把握する必要があることです。

    測量のスタンダード!Phantom4-RTK



    建設現場での測量に欠かせないドローンとなりつつあるPhantom4-RTKです。写真測量に特化した仕様で、地上側GCPをいくつか設置すれば、cm単位の精度で点群データが作成できます。特にこれまでのドローンによる写真測量と異なるのは、Z軸方向の精度が格段に良くなったことです。D-RTKステーションと組み合わせることで、精度向上と作業負担の軽減が図れます。1フライトで4ヘクタール程度は撮影可能です。一度使ったらやめられないくらい便利です。D-RTKステーションと組み合わせて概ね100~140万円程度で導入可能です。レンタルもありますのでお気軽にご相談ください。現地指導も可能です。
    建設会社へのドローン導入支援
    建設会社へのドローン導入支援


    導入前にご相談ください


    法人向けのプログラムになりますが、メイン機材の選定はもちろん、現場で役立つオプションの選択や、ライセンス取得、人材の育成、現場でのオペレーションサポートに加えて、運用に必要な社内マニュアルや施工計画書に取り込める資料作成も行えます。
    「やらなきゃいけないけど、ちょっと面倒だな」というシーンをサポートします!お気軽にご相談ください!

  • コラム2020.09.20

    【コラム】自治体がドローン活用するためのポイントと注意点

    ドローン前提社会
    ドローン前提社会
     プロペラを複数回転させて空を飛ぶ「ドローン」が社会に浸透したことにより、最近は「ドローン前提」で社会活動が進むようになりました。テレビ番組やプロモーションビデオではドローンが絶景を映し、建設現場ではドローンが測量をするようになり、災害時にはドローンからの映像が放映されるようになりました。一方で、まだまだ効果のほどが定かでなく「実証実験」として運用されるケースもあります。一例として自治体において地域理解が必要な運用や地域での活用を狙って取り組むケースがあります。弊社もいくつかの自治体とプロジェクトを進めさせていただきましたが、今回は自治体がドローンを効果的に活用するには?というテーマで民間企業の目線で考えていきます。

    目次【本記事の内容】



    活用の幅は広がり続ける


     ドローンが最初に浸透した業界は「映像」業界だといわれてます。もともとラジコンヘリでの空撮が行われていたこともあり、「載せる機械を変えるだけ」で現場で使えました。筆者の記憶が正しければ、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のオープニングで鉄道を追いかけるシーンで使われていました(ご紹介できそうな動画が見当たらなく残念です)。ブレの少ないドローンのジンバルをフルに活かした映像で、いわれなければあまり気づかない程度ですがこの頃を境に、活用が進み、同時にドローンの性能が日増しに進歩し、今や全方位衝突防止センサーが備えられ、他の航空機の位置情報も得られ、寒ければ自分でバッテリーに蓄熱する「空飛ぶスマートフォン」のごとく優秀な製品が出回っています。こんな安価で高性能な機械を産業界が放って置くわけもなく、ラジコンヘリコプターや航空機の代替手段としてまずは「調査」「測量」「農薬散布」「物資輸送」で活用が始まりました。


    4年ほど前の映像です、懐かしいです。配送に関しては技術や運用、法令等の課題がありまだ実用化に至ってないですが、今後に期待です。一方で、「測量」は国土交通省が建設現場のICT化の推進ツールとして取り組んできたため、映像業界の次に浸透しました。もともと航空機による写真測量という技術があったのでその代替手段です。そして昨年あたりから「農薬散布」といった分野で活用が進んでいます。こちらもヘリコプターによる散布が従来から行われていたので、これも代替です。代替による浸透が一巡したあたりから始まるのが「これまで全く投入されなかった分野」です。土木分野なら「橋梁点検」、建築業界なら「屋根点検」「外壁診断」、エンターテイメントなら「ドローンレース」と「カメラを積んで空を飛ぶ」ことで生まれる価値に着目して、実験が進んでいます。課題あるところに「ドローンあり」という印象です。


    波及効果を狙う


    さて、盛り上がってくると行政としても何か活用を考えることになり「地域課題の解決」や「地域産業分野での活用」を施策として展開していきます。最近だと「果樹への散布」「鳥獣害対策への応用」「作物の生育調査」「苗の運搬」等があり、傾向としては1次産業を対象としたもが目立つ印象です。この分野は新技術導入への障壁等があり民間マターだと浸透しないため、行政側が動く事になります(もちろん自主的に取り組む地域や団体もあります)。実は行政のドローン活用のポイントはこの「民間マターでは進まない」分野への施策になります。例えばここで「農作物を荒らす鳥獣に困っている」というケースを考えます。

    地元「見回るにしても追い払うにしもて若い人も少ないし、作業で忙しくて手が回らない。ドローンがそらから飛び回ってなんとかしてくれたらいいのに」

    これを実現するには「ドローンを購入して、操縦できるようになる」というステップの前に「そもそも効果があるのか」という課題があります。役に立つか立たないかわからないドローンに数十万円の費用を払うのは現実的には難しいです。また、「ドローンで追い払いします」とサービス提供する企業も見当たりません。企業側としてもこの手合の話は、テストが難しく(地域の協力を得る必要がある)サービス化しにくい分野でもあります。
    このような、困っている当事者も動けない、企業側も明確な効果を保証できないというケースにおいて行政が「実証実験」を行い効果が確認されると、地域も企業も実例が確かめられ、地域への波及が期待できます。この誰も確からしい答えを持ち合わせてない、けれど課題があるときこそ「実証実験」の出番です。
    ドローンによる猿の追い払い
    ドローンによる猿の追い払い(美濃加茂市)


    実証実験の始め方


    さあ、実証実験にフィットしそうなモデルが見つかり自分たちの地域にも課題があってドローンに期待したい、となりました。さて、どうやって次の一歩を踏み出すか。

    ・自分たちでドローンを買ってトライする(予算確保)
    ・予算確保して事業委託して進める(何らかの補助事業か交付金の活用)
    ・企業を上手に動かしてできればゼロ予算でやりたい


    という3パターンになると思われます(弊社においても「2」「3」どちらも事例があります)。この場合は課題解決に向き合ってくれる企業とどう出会うか、どう見つけるかが重要でありそこが難しくもあります。よくある例としては

    ・展示会で出展している企業に話をしてみる
    ・地元のドローンを扱ってる企業に声を掛けてみる
    ・周りの誰かに聞いてみる


    展示会に出展している企業もさまざまで上場企業もあれば弊社のような零細企業もあります。大手であれば実証実験に慣れているので課題整理から、運用、検証、報告会の実施と担ってくれるため、行政担当者としての安心感は高いです。ただ予算がないと動けないケースもあるので要注意です。ですが、実はこれを予算無しでやる方法がないわけではありません、これついては後述します。一方で展示会のブース一コマの弊社のような零細企業だと、小回りが聞き、仮に予算がいるにしても大手ほどではないため、物理的に行き来が可能な距離感であれば依頼しやすいかもしれません。ただ、大手と違い行政向けソリューションに慣れた人材がいない可能性が高く事業運営においての課題になる可能性があります。そのため行政担当者としては用意できる予算や確保できる人手を勘案しながら判断することになります。相場観のない話なので予算のとり方も難しいかもしれませんが。いずれにせよ相手がいないことには始まらないので、声をかけてみることから始まりますし、自治体からの相談は好意的に対応するケースがほとんどです。弊社も大歓迎です♪
    展示会出展の様子
    展示会出展の様子


    効果を出すには「長い目」


     自治体の財政運営上、単年度決算になるため予算化した事業だと年度内に終えることになりますが、ドローンを活用した実証実験の場合、ハード側の改良が必要だったり、地域側の事情だったりであっという間に時間が過ぎます。実験の内容にもよりますが、ある程度のスパンを確保しないと結果の「精度」が落ちてしまい、実証実験の目的でもある波及効果に繋がらなくなります。実際弊社の案件でも東海地方を中心に発生した家畜伝染病「豚コレラ」によりスケジュールの遅延や内容の縮小があり十分な結果を得られなかったケースもあります。特に一次産業での活用となると長期的な視点は欠かせません。そうなると「大学の先生が長期に研究すればいいのでは?」ということにもなりますが、研究スケジュールや興味を持ってもらえるかという点もあり行政側のスケジュールで進まなくなります。これについてもタイミングなので、相談だけでもコンタクトを持てばアドバイス等もらえる可能性が大きいです。弊社案件については大学にはアドバイザーとして参画してもらい進めました。事業スキームに組み込むとなると調整が大変ですが、アドバイザーとして関わってもらう方法もご検討ください。

    「ゼロ予算」で企業を動かす?


     次に登場するのが前述した「ゼロ予算で企業を動かす」手法です。予算措置を伴わないため年度に縛られず自然体で実証実験を進められるので、いい企業と出会えれば地域課題の解決にもなり、とてもお得な手法です。しかし、ここで企業をゼロ予算で実証実験に参画してもらう時の落とし穴があります。落とし穴の前に、ゼロ予算で企業が動くパターンを紹介します。企業が予算なしで動くモチベーションとしては

    ・対象となる課題が事業展開したい方向と一致している、が事例が少ない
    ・実証実験にコミットしていることで宣伝に使いたい


    というケースが主です。この時は「予算なしでも協力しますよ」となり、企業側の負担で動き出します。とくに後者で目立つのは「協定を結ぶ」というパターンです。協定の中で活動がある程度定められるケースがほとんどで、実際は若干の報酬(費用弁償程度)が出るケースもありますが、事業委託に比べれば費用は抑えられます
    。しかしながら「予算執行」という制約がないのでお互いのモチベーションで活動の成否が左右され、気づいたら活動が停滞して、「地元に期待を持たせてしまったのに企業が動いてくれない。契約してるわけじゃないから強くもいえないけど、上からは進捗を聞かれる・・・」という落とし穴にご注意を。


    備品登録の落とし穴


    もうひとつの落とし穴です。「そんなに穴を掘るな!」と怒られそうですが、、、。 ドローンを購入するときの話です。「すでに機能面で期待できそうなドローンがあるから購入して使ったほうが、ランニングコストも委託費も削減できるし、これからは職員が自ら使えたほうがいい」ということで購入に踏み切る、というケースもあります。確かに、イニシャルコストの負担で、以降ランニングコストかからないのは魅力です。日程調整も不要です。最近のドローンは安全性も高く練習を積めば容易に動かせる製品も多いです。ここで注意するのは「備品登録」という制度です。おそらく登録後の5年間は処分できない、というケースが多いかと思うのですが、ドローンの補修部品が5年後も供給されるかは未知数です。これまで日本のモノづくり企業は保守部品を5~10年保管することで「安心して使ってもらう」というプレゼンスを発揮してきましたが、ドローンに代表される新興ガジェット企業は「壊れたら新しいのを買ってくれ」というスタンスが強い傾向にあります。ドローン大手DJIも国内に修理拠点はありますが、本国から部品供給がなければ修理できません。製品としての歴史が浅く、そうした保守体制について構築しきれていないのが現状です。なので、「直せれば直せばいいし、ダメならあきらめる」という割り切ったスタンスで購入することをお勧めします。
    壊れたドローン
    壊れたドローン


    まとめ


    ドローンに対する期待値の高さがある一方で、付き合い方にクセがあり「撮影する」「測る」「運ぶ」という定型の用途から外れると進め方が難しくなります。そもそもドローンでしか解決できない課題なのか、と考え直すケースもあったりしますが、まずは「声をかけてみる」から初めて、活動方法や予算などと折り合いをつけて着地点を見つけることが失敗の少ないドローン政策成功への第一歩だと思います。

    (文:櫻井 イラスト:suwa 撮影:サクラボテクノロジーズ)
  • お知らせコンサルティング2020.09.15

    (更新)主なドローン導入事例

    弊社がこれまで導入支援させていただいた事例のいくつかをご紹介します。専属の営業スタッフがおりませんので支援先は多くありませんが、売るだけけでなく、導入後のフォローや新しい活用への情報交換等、丁寧なお付き合いを心がけています。

    【高山市役所】
    エンタープライズ機の導入をサポートさせていただきました。高山市では消防署員の訓練カリキュラムにドローンが組み込まれており組織内育成を熱心に取り組まれています。スピーカー付きドローンの即答性の評判がよく、現場での活用により活動に役立つことを期待しています
    高山市ドローン導入
    高山市ドローン導入


    NOVATEK CAMERA




    【揖斐川町役場】
    DJI MAVIC2Proでの導入をサポートさせていただきました。山間部がほとんどとなる揖斐川町では上空からの撮影による情報収集でこれまでよりもより広範なエリアをカバーされるための導入です。すでに消防団への配備も進めており、積極的に取り組まれています。今回は職員2名につき操縦の指導を実施しました。
    揖斐川町
    自治体へのドローン導入

    サクラボテクノロジーズによるドローン導入支援
    サクラボテクノロジーズによるドローン導入支援


    【株式会社ヒメノ】
    電力インフラの保守事業を展開されており、ドローンを使った撮影、調査及びケーブルの展張で活用されています。弊社とは「飛来君1号機」の購入をきっかけにお付き合いさせていただき、販売・修理はもちろん、特注機の開発、特許取得、人材育成と広く支援させていただいています。また現場オペレーションのサポートでも何度か現場へ入らせていただきました。
    DJI製品多数、弊社特注機体、飛来君1号機
    導入機体
    導入機体


    【美濃加茂市(防災)】
    DJI INSPIRE2 すでにDJI社との提携によりPhantom4を導入されていましたが、追加導入で弊社が支援させていただきました。(2017年、2019年)

    ドローン講習風景
    ドローン講習風景


    【高山市(消防)】
    岐阜県内ではまだほとんど導入がなかった頃から活用を始められました。消防本部へ配置するということで、自主的なトレーニングを見据えて支援させていただきました。その後も、組織内で人材の育成を続けられましたが、機体の老朽化に伴い、
    DJI Phantom4→Mavicエンタープライズ
    自治体(高山市)へのドローン導入
    自治体(高山市)へのドローン導入


    【株式会社市川工務店】
    建設現場での活用をいち早く取り組んでこられま、RTK搭載のドローンで測量に活用されています。人材育成からサポートさせていただいていおります。
    (株)市川工務店へのサクラボテクノロジーズによるドローン導入支援
    (株)市川工務店へのサクラボテクノロジーズによるドローン導入支援
    (株)市川工務店へのサクラボテクノロジーズによるドローン導入支援
    (株)市川工務店へのサクラボテクノロジーズによるドローン導入支援


  • お知らせ2020.07.22

    ドローンで安全な物件投下をサポートする「飛来君1号機」のレンタルサービス

    これまで販売用のみで提供してきた「飛来君1号機」のレンタル提供を開始します。
    詳しくは→https://peraichi.com/landing_pages/view/hiraikun

    【関連記事】
    【スマート林業】ドローンを使った列状間伐での架線における必要な現場の仕立て

    ドローンによる展張/架線
    ドローンによる架線


    目次【本記事の内容】



    サービス詳細

    3週間18,000円でレンタル!


    飛来君が届いてから、テスト飛行を行い安心して現場投入ができるように3週間でのレンタルです。「買う前に試してみたい」「単発の業務なのでレンタルで済ませたい」といったニーズにお答えします。
    飛来君1号機のチラシ表面裏面

    ご利用までの流れは
    お申し込み(コチラ)

    見積発行

    ご確認後請求書発行

    入金確認

    発送(利用開始日前日に到着)

    ご利用

    返送

    消耗品もセットで安心!

    レンタル内容品は
    「飛来君一号機」・・・1個
    リモコン・・・1個 ・リング・・・大2個 小・・・4個
    カラビナ・・・1組
    充電器・・・1セット ワイヤー・・・2本

    リングはケーブルの先端に取り付けて、飛来君の本体フックに引っ掛けるため紛失したり、現場での回収が難しいため消耗品費としております。ご安心ください

    最後に


    インスパイア以上の機体であれば余裕を持って運用が可能です。気になる点はお気軽にご相談ください!オンラインにも対応しております

    強風時の安全対策
    強風時の安全対策

    ドローン展張/架線のイラスト
    ドローン展張/架線のイラスト
  • お知らせ2020.06.01

    修理機機体と納品機体のフライトテスト

    Pahntom3の修理

    最近、見かけることがどちらも減ってきたDJI Pahntom3の修理を実施しました。
    Phantom4やMavicを使っている法人ユーザーですが、使い慣れた機体を好む現場のスタッフが居るとのことで修理に入りました。

    カメラを支えるフレームの破損ですが、原因が墜落なので慎重に作業し、テストフライトまで実施しました。








    Inspire2 納品前テスト

    MAVICの性能が向上し、デビューした頃の圧倒的な存在感もなくなってきましたが、レンズにこだわるユーザーからは引き続きリクエストが入るモデルです。
    INSPIRE2正面
    INSPIRE2正面

    INSPIRE2飛行モード
    INSPIRE2飛行モード

    テストフライト中
    テストフライト中


    ココには掲載しませんが、初期設定レポートと添えて納品します。
    慣れない機体だと画面の設定項目の意味がわかりにくいこともあるので、弊社独自で作成してお渡ししています。

    購入、修理だけでなくリースも可能なので法人ユーザーなら何なりとご相談ください

  • コラム2020.05.18

    【修理事例】カーボンボディ、修理できる?

    目次【本記事の内容】



    高さ6mから墜落大破

    墜落の概要


    今回持ち込まれた修理事例は他社で制作された産業用ドローンを墜落して壊してしまった話です。インフラ点検を手掛ける名古屋市内のユーザー企業から持ち込まれ、自社の施設内で練習していたところ建屋壁面に接触させてしまい高さ6mくらいから墜落したそうです。自重で10kg程度なので、クラッシュするのに十分な衝撃だったと思われます。

    広範なダメージ

    写真は修理直後ではなく弊社に持ち込まれてから撮影したものですが破損はかなり広範囲に及んでいます。モーターやカーボンアーム類はほとんど使い物になりませんでした。ボディは一見すると傷がついているだけのように見えますが接着面が剥離しており、その他ひび割れも多数あり、かなりの大ダメージです。カメラが載っていなかったのがせめてもの救いです。ドローンの機体保険は搭載しているカメラに適用されないケースもありますので、よくご確認ください。
    破損したドローンのボディ
    破損したドローンのボディ

    金属製ハウジングが剥がれたモーター
    金属製ハウジングが剥がれたモーター


    レーシングカーの技術で再生

    メーカーからは断られる

    このドローンはカーボンを使った成形をされているため、修理に関してはノウハウを必要とします。この場合このボディーをそのまま修理するのか、メーカーからホワイトボディを取り寄せて修理するのか、どちらかを選択するのが一般的です。
    メーカーに問い合わせたところボディー単体での提供は行っておらずドローン一式を購入するほかないと言われ見積もりを取り寄せたところ400万円程度という結果でした。ユーザ側では保険を300万円程度かけていましたが予算オーバーです。そうなると選択肢は修理になります。
    メーカーからすれば自社で品質管理して提供したいという事だと思われます。


    カーボンボディ、どこで直す?

    この記事を読んでいる読者の皆様、カーボンが破損した時にどこへ修理に持ち込むかすぐにあてはありますか??お近くに「カーボンボディ直します」という看板があるという方はかなり少ないと思います。カーボンを使った製品も増えてきましたが「修理」となると意外と思いあたりません。カーボンボディの整形そのものは炭素繊維と樹脂を使ったものなのでFRP成形に近い工程になります。
    そうなると自ずと修理相談する先が浮かんでくるものです。そうです自動車修理や板金屋です。車が好きな方ならぴんとくると思いますがアフターパーツ売られているバンパーはほとんどはFRPです。そこでFRTPンパーの修理を手がけている修理工場にいくつか問い合わせてみましたが、「カーボンの成形はやれなくは無いけど、ドローンのボディーとなると自動車のノウハウは使えるのかちょっと自信がない」と言う回答がほとんどです。振り出しに戻ります。


    Twitterで聞いてみたら…

    そんな中、どこか良い引受先がないかと思い弊社の代表が個人的にこの話をTwitterで投稿したところ、なんと三重県鈴鹿市にあるレーシングカーを制作するファクトリーをご紹介いただきました!早速問い合わせたところ、カーボンを使った成形はもちろん得意で、ドローンの制作経験もあるとのことで早速お伺いして相談し、お願いすることになりました。レーシングカーはボディーのほとんどはカーボンですし、またそのほとんどが一品製作または少量製作なのでまさに今回のような案件がヒットします。さらに実物をお見せしたところ、経年劣化でかなり質が悪くなっているのでこのまま修理するよりはそっくりそのまま再生策したほうが品質面でも安定するとのご提案をいただき、現在あるボディーをもとに原型を作って改めて作り直すことになりました。もちろんお客様の予算内で収まりそうな話です。ドローンがレーシングカーの技術で再生されるってかっこいいですね
    鈴鹿市にあるフヂイエンジニアリング
    鈴鹿市にあるフヂイエンジニアリング


    使いやすさも向上

    アームは折りたたみ

    現在、世界中で被害が拡大している新型インフルエンザにより国際的な物流が滞っているためパーツの到着が遅れ納期のリスケを余儀なくされるなどのトラブルはありましたが何とか完成し、実際の現場でフライトさせることができました。
    今回の修理にあたっては少しでも使い勝手を向上させようと、アームは折りたたみ式にしました。最近の大型ドローンは折りたたみ式は当然ですが、この機体が当初制作された頃は折りたたみではなく取り外し式で「現場でのセッティングが非常に手間だった」とお客様から伺ったので少しでも使いやすくするため変更しました。またバッテリーハウジングを腹下に移設したことに伴いカプラーは防水機能を持たせたものを制作しました。16,000mAhのバッテリーが2本しっかり搭載できるハウジングです。
    バッテリーベイ

    輸送もOK!

    機材は運搬も考えて、このドローンにフィットした輸送ケースも用意しました。滑車つきなので、このケースのまま動かすことができ、かつ、宅配事業者で運べるサイズでフォークリフトのツメも入るようになってます。遠方の現場が多いとのことで、過去にはドローンを積んで1000km走った話も聞いたので、機材だけ輸送できればかなり人の動きを抑えられます。
    ドローン用の輸送箱
    ドローン用の輸送箱

    まとめ


    弊社ではドローンの修理に伴い技術的なアップデートだけではなく実際の現場の運用も考慮した工夫の提案をさせていただいております。今回のような特殊なドローンの修理を承っておりますのでお気軽にご相談ください
    ご相談は電話やメールに加えてオンラインアプリケーションを使った相談にも対応しております。対応できるアプリケーションはGoogle、 Skype、CISCOウェブエックスミーティング等、多岐に渡りますのでご相談ください!

  • お知らせ2020.05.17

    【導入事例】インフラ点検企業向け/Mavic2ZOOM

    サクラボテクノロジーズ では法人向けにドローンの販売および導入の支援を行なっています。オンラインでも簡単に手に入るようになりましたが、購入後のフォローだったり、実際に現場で使っている立場から提案できることもあり、そうした点に魅力を感じてお問い合わせをいただくことがほとんどです。今回は名古屋市内のインフラ関連企業向けに提供させていただきました。

    用途が広いMavic2ZOOM

    Phnatomがほぼ廃盤になり…


    ドローンと言えばPhantomをイメージされるくらいPhantomは機能、性能も良くドローンの普及にとても貢献した機体です。重さは1.5キログラム程度で片手で運べてかつ安心感のある白く丸みのあるボディーは各種センサーが取り付けられたことで安心して現場で使える機体でした。当初は1200万画素だったカメラも最後2000万画素になり、また通信距離も飛躍的に伸び、映像も途切れることなく手元に届いてきた(粘りが凄い!)ので現場で使うツールとしては非常に優秀でした。ペイロードに余裕があったので付属品を取り付けて追加の機能を発揮させることもでき、何かと使い勝手の良い機体です。しかしそんなPhantomも2016年折りたたみアームを備えたマビックプロがリリースされるとそのポジションを奪われることになりました。

    現場を選ばないMavic2


    折りたたんで運ぶことが可能なマビックは収納もコンパクトでかつ性能もPhantom並みとなるとあえてPhantomを選ぶ理由がなくなってしまいました。おまけにカメラ性能もPhantomと遜色ないとなるとマビックを選ばない理由はなくなります。プロペラを広げたときの大きさはPhantomとそんなに変わりませんがPhantomに比べて厚みがないため遠方へ飛ばしたときに見失う事は非常に多くなりました。ですが、手元のモバイルアプリで位置を常に確認できるのでマビックを使う上でそんなに大きなネックにはなりません。そういう状況なので弊社としてもご相談いただくとたいていはマビックをお勧めします。(Phantom4ProV2.0が現在も購入できます)機能が同等で折りたたんでコンパクトに運べてかつ追加でバッテリー買っても費用は抑えられます。弊社でもよほどの事情がないとPhantomを現場に持ちだすことはなくなりますた。軽くて、小さくてズームもできるんですから、Mavic使いますねよ。

    引き渡しは時間をかけます


    弊社では納品前にフライトテストはもちろん行なっており、そのレポート及び設定値一覧も提供しております。また、会社が市街地にあり気軽に練習できない、というケースもありますでの引き渡し時には弊社テストフィールドまでお越しいただくことがほとんどで、そこでひととおりの機能を体験していただきます。口頭で説明するだけだと、実際に現場へ行った時に説明が思い出せないケースもありえるからです。
    オンラインツールを使った相談にも乗っておりますのでお気軽にお問い合わせください!
  • レポート2020.02.25

    【レポート】お父さんも楽しい⁉︎ドローン×プラグラミング講座

    TELLOでプログラミング
    TELLOとアプリを繋いだ様子

    各務原市主宰でドローン×プログラミングをテーマにした講座を担当させていただきましたのでレポートします

    目次【本記事の内容】


    • 1.まだまだ人気キーワードのドローン
    • 2.子供向け講座のはずが
    • 3.小さくて可愛いドローン達で安心
    • 4.次々に出る質問。最後はドローンと記念撮影
    • 5.講座開催のご相談は

    • まだまだ人気キーワードのドローン

      講座で使ったDJI TELLO
      小さくて可愛くて安心

       ドローンに関するニュースも珍しさが落ち着き、テレビや映画、PVでは普通に使われるようになってきたので、そんなに応募は殺到しないのではと予想していましたが、開始早々に満席になり抽選を実施するに至ったそうです。漏れてしまった方には次の場を提供できるように各務原市と調整していきたいと思います。
       講座はアプリを使った簡単な内容なのでしっかり学びたいならプログラミング教室に通うわれることをお勧めします。単発の講座だと、導入で時間使ってしまい、面白くなってきた頃に時間が来てしまいます。どちらかといえば興味があるけど、教室に入るほどではない、という方には市の講座はおすすめです。
      参加者の方に伺うと、プログラミングもドローンもほとんど経験がないようだったので、講座の狙い通りの市民に参加していただけて安心しました。

      実はお父さんが行きたかった?

      子どもに教えるお父さん
      お父さんも熱心に理解して子どもに説明してます

      「親子向け」と名付けて募集していましたが、ほとんどがお父さんとお子さんで参加でした。お子さんに早いうちから新しいものに触れさせたい、という熱心な方が多いとは思われますが、事前学習をしっかりされてるお父さんもお見えで、お父さんにもドローンは人気あるようです。興味はあるけど、なかなかタイミングがなかったり、売ってるお店が少なく情報が不足しているようです。講座を通して、お父さんもお子さんも理解が深まり、「買ってみようか」となるとお互いの意識が共有できて良い体験につながると思います。講座ではお父さんが率先してアプリを触っている姿もちらほらみえて、お子さん以上にお父さんも楽しんでいたようだったので、こういう講座を待っていたのかもしれませんね。

      小さくて可愛いドローン達で安心

      タブレットとTELLOを接続
      モバイルデバイスでプログラミングできますが相性問題はあります

      今回、用意したのはお馴染みの DJI(RyzeTech)のTELLOです。プログラミングアプリにも対応していながら、手動で飛ばすにも安定感が高いので扱いやすくおすすめです。子供たちの手にも乗るサイズなので親しみも持ちやすいデザインです。1万円前後で手に入るので入門用にもうってつけです。
      小さなドローンですが、下方向けにセンサーが2種類備わっていて抜群の安定感かつ3Dフリップもでき、見た目にも面白いフライトがプログラムできます。


      次々に出る質問。最後はドローンと記念撮影

      ドローンのリアルな情報が聞ける
      講座では販売を目的としないので、リアルなドローンの情報が手に入ります。

      「ドローンはどうやって選んだらいいですか?」
      「どこで買うといいですか?」
      という質問や
      「小さいのに写真がしっかり撮れる」
      「小さくてかわいい」
      という声も。
       
       ネットでいろんな情報が手に入るとはいえ、真偽の程がわからないことはドローンに限らず多いです。周りに専門家や実際に使っている人が少ないとなおさら、ネット頼みにならざるを得ないので、それを解決するために講座での「質問」という形で現れます。こちらも、今回は売る目的で開催しているわけではないので、特にどこかを推薦する必要もありませんし、ありのままをお伝えしています。

      TELLOは安くていいですが、MAVIC miniの登場で撮影用ドローンの魅力は薄くなりました。

       また、感想を伺うと、これまで間近で触れたことがなかったので、いい意味で裏切られたようです。これも先程の質問と同様でまだまだ普及していないからこその感想かと思います。

      同時に、MAVICやインスパイアも展示して、実際の撮影で使っているドローンを前に記念撮影するお子さんもみえて、楽しんでいただけたようです。
      DJI MavicProとInspire
      実際に現場で使っているドローンも展示。

      講座開催のご相談は

      講座の様子
      畳だったので床が冷たくない会場

      お気軽にお問い合わせください

      参考に今回の開催内容を紹介します
      参加人数:6組(これ以上増えると通信干渉が始まるためあまりお勧めできません。時間枠を増やしての対応は可能です)
      場所:屋内
      会場機材:電源、テーブル
      所要時間:2時間
      ターゲット:ドローンに興味がある子ども。プログラミングはコード式ではなくブロックタグを使ったビジュアル寄りになりますので、本格的に学んでいる人には物足りません。
      費用:機材費約2万〜3万、人件費(講師+助手)半日4万円、週日6万円
      (ご予算に関しては交渉可能です)

    • お知らせ2020.01.23

      業用を含む大型ドローン向けプロペラガードのデザインデータを無償公開します

      サクラボテクノロジーズでは農業用を含む大型ドローン向けのプロペラガードのデザインデータを3Dデータ共有サイト「Thingiverse」(運営:Makerbot社)に公開しました。

      目次【プレスリリースの内容】



      拡大する需要に対して取り残されたプロペラガード

      農業用ドローンの多くはプロペラガードを備えていない
      農業用ドローンの多くはプロペラガードを備えていない

      インフラ点検、各種調査、農業、物流と広がり続けるドローン需要を支えるためには運行管理システムや機体の品質確保が求められています。ドローンはカーボンフレームを中心とした軽量なシステムではありますが、回転翼機においてはその推力をプロペラに頼らざるをえません。現在、運用されている大型ドローン(軸間1000mm以上)はプロペラガードのない形式がほとんどで、需要が急拡大している農業用ドローンにおいても100万円以下のドローンではほとんどプロペラガードが取り付けられていません。逆に流通量の多い小型、ホビー向けはプロペラガードが供給されています。
      大型ドローンのプロペラは直径で50cmを超えるものもあり、以前から接触時の対人・対物保護は課題となっていましたが、個々のドローンサプライヤーがそれぞれの機体に合わせてゼロから設計するのは現実的に難しい状況です。

      世界最大の3Dデータ共有サイト「Thingiverse」で提供中


      Thingiversトップページ
      Thingiversトップページ

      そのような状況を踏まえ、大型ドローンで汎用的に使えるプロペラガードのデザインデータを無償公開することで、多様なドローンに対応し、ドローンの普及及び運用に貢献したいと考えました。このプロペラガードのデザインデータは3Dデータ共有サイト「Thingiverse(https://www.thingiverse.com/)」でシェアされています。ここには世界中のデザイナー、クリエイターから様々なジャンルのデータが投稿されており、ユーザーはそれをダウンロードして使うことができます。すでにドローンに関連したデザインがフレームを中心に世界中のユーザーから投稿されておりこのコミュニティにおいてもドローンの注目度が高いことがわかります。
      データのDL:https://www.thingiverse.com/thing:4052867

      現場では工具不要でつけ外し可能


      モーター底部に固定用ベースさえ予め取りつけておけば、以降のつけ外しは工具不要で数分で作業が終わります。ドローンに限らず、現場で工具を探したり、手に持ったりする行為はストスレの原因になります。
      取り付ける様子を動画で紹介します。



      金型を不要とした設計

      3Dデータから出力するため金型が不要
      3Dデータから出力するため金型が不要


      樹脂部品は3Dプリンタを活用することで、高価な金型製作を必要とせず必要な数だけ製作することができます。通常は樹脂製品は金型を使った製作となるため、金型の設計が発生し、少量の製作には不向きでした。このプロペラガードは、樹脂と市販のカーボン材(インターネット通販で購入可能)を組み合わせているだけなの、どこでも、だれでも製作が可能で、プロダクトに有りがちなイニシャルコストの発生を抑えています。

      機体ごとにカスタマイズが可能

      モーターマウント
      モーターマウント

      ベース部のロッド取り付けホール
      ベース部のロッド取り付けホール

      現行のデザインではモーターマウント底部にプロペラガードのベースを取り付け、そこから展開する構造となっています。そのため、取り付ける機体のモーターマウントに合わせてデザインデータを修正するだけで多くのドローンにフィットさせることができます。3DーCADを扱えるオペレータなら容易にデザインができます。また、機体の形状によってはモーターではなくアームにマウントを設置するデザインも可能です。本デザインはモーターを4つ備える「クアッドコプター」に合わせていますが、デザインデータを修正することでより多くのモーターを搭載した「ヘキサコプター」「オクトコプター」形式のドローンに対応します。なお、公開しているデザインデータはETF製のフレームをベースにしています。

      プロペラガード諸元(全て参考値)

      ドローン概観
      ドローン概観

      寸法 1400×1400mm(軸間1100mmのクアッドコプターの場合)
      素材 ABS樹脂及びカーボン
      重量 約1400g
      部品点数 樹脂部品16点 カーボン材20本(Φ5,Φ10)

      二次利用はご自由に


      オープンデータとしていますので商用利用も含めてご活用ください。

      実機の展示

      テクノプラザ本館
      テクノプラザ本館

      下記の期間において展示を行います
      日時:令和2年1月29日,30日 各日13:30~15:30
      場所:岐阜県各務原市テクノプラザ1ー1テクノプラザ本館4階ロビーホール
      サクラボテクノロジーズ合同会社
      サクラボテクノロジーズ合同会社


      お問い合わせ


      サクラボテクノロジーズ合同会社
      TEL058-379-5900
      Mail info@39labo.jp

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    • レポート2019.12.10

      インフラテック2019に出展しました

      ビックサイトで開催されたインフラテック2019に各務原市商工会議所と共同で出展させていただきました。
      今年は会場が南館に移ったこともあり例年より人出は少なかったとの声も聞かれましたが、最終日には常に人が絶えないくらいのご来訪をいただきました。
      サクラボテクノロジーズの出展ブース
      サクラボテクノロジーズの出展ブース
      サクラボテクノロジーズの出展ブース
      サクラボテクノロジーズの出展ブース

      サクラボテクノロジーズの出展ブース
      サクラボテクノロジーズの出展ブース

      サクラボテクノロジーズ出展ブース
      ドローン専門の展示会とは違いますが、ドローンを活用したソリューションが多く活躍の場が広がっている印象です。取得した画像をどう整理解析して、これまでの作業を短縮しつつ、関係者で可視化していくのか、当面はこのフローを実現することが期待されているようでした。

      ご来訪ありがとうございました

    • レポート2019.11.13

      珍しいALIGN M690 修理事例

      目次【本記事の内容】



      ちょっと珍しいALIGN690の修理


      ALIGN M690Lの修理を実施しました。国内(海外も含めて)のドローン販売シェアから想像すると、見かけることもかなりレアな機体が修理に入ってきましたのでご紹介します

      貴重な中型サイズ

      ALIGN社はヘリコプターを楽しんで見える方ならご存知だと思われますが、ドローンユーザーにはあまり知られていません。ドローンのラインナップは少ないですが、ヘリコプターは散布機までカバーしており、他には業務用のバキュームクリーナーまで幅広いラインナップになっています。台湾のメーカーで、過去には日立や東芝と業務提携もしていたようです。
      「M690L」は名前のとおりモーター軸間690mmの中型機です。一眼カメラを積んで飛ぶのにちょうどよいサイズですが、実はこのサイズはドローンの空白地帯で他にラインナップしているのはTarotくらいかと。安定性も悪くないのですが、昨今のDJI機に比べると動きが「ゆるい」印象はあります。DJI製品だとこのサイズはラインナップにないので貴重な機体です。最近のモデルは専用アプリがあり、DJIライクに使えるようですが、今回、入庫したモデルはFUTABAの10Jで制御する旧来型の運用になっています。ペイロードはおそらく2~3kgと推測します
      ALIGNウェブサイト
      ALIGNウェブサイト


      修理の経緯

      たまたま、弊社に「急ぎでドローンで空撮に入れないか」とお問い合わせがあり、事情を聞くと、当該機で空撮する予定だったが故障してしまい撮影ができなくなったようです。お話を伺うちに、「ついでに診てもらえませんか」となり弊社に持ち込まれました。当初は購入した店舗での修理を考え持ち込んでいたようですが、修理内容や金額面で折り合いがつかず「セカンドオピニオン」的に弊社が診ました。名古屋市内の写真館が所有する機体です。
      症状としては離陸させようと、スロットルを開けたらひっくり返ってしまったようで、製作機の初飛行とかソフトウェア設定を間違えてたまにやってしまう症状に似ていますが、これは専門店で購入されているとのことなので、原因は違うところにありそうです。
      傷ついたプロペラ
      傷ついたプロペラ


      原因はESC焼け

      M690Lを預かり拝見したところ、プロペラ周りに傷が見受けられますが、外観上はそれほどひどい状況ではありません。順番に各部のチェックを始めたところ、早々にモーターに異常が見つかり、アンプには焼けたような跡も。所有者からは「これまでほとんど飛ばしておらず、久しぶりに飛ばそうとスロットルを入れたらひっくり返った」と。おそらく、その時点でプロペラが1枚回っていなかったと推測されますが、アンプがいつ焼けていたいのかは今となってはわかりません。
      購入店ではジンバルも損傷あり、という判断でしたがこちらでテストやステータス動作を見る限りは何か不具合があるようにも考えられず、そこは様子を見るということで、飛行に直接関わるESCとモーターを交換しました
      異常のあったモーター
      異常のあったモーター

      焼け焦げたアンプ
      焼け焦げたアンプ


      ドローンはどこまで修理できるのか

      DJI製品は修理可能なケースが多い

      DJI機は性能に対して価格が比較的安価なため、中途半端に修理するなら買いなおしが適切なケースもあり、特に空を飛ぶものなのでシビアに考える必要があります。それを踏まえて修理が適切なケースとしては

      ・故障パーツが明確で交換可能
      ・飛行性能に直接影響しない

      になります。具体的には
      ・MavicProに多いカメラジンバルの挙動不良
      ・Phnatomのスキッド折れ
      がわかりやすい例です
      センサーエラーは飛行に影響しますがアッセンブリーで交換可能なので修理可能です。

      それに対して、
      ・水没
      ・アプリ上でエラーが出るが原因が特定できない
      というケースはDJIに送ってすべてを点検してもらう方法がおすすめです
      最近の機体はこれまで「パーツ」として存在してたESCやフライトコントローラ、送受信機が基盤一体になっており修理が難しくなっています

      同じDJIでもS900,S1000はパーツ自体が出回っており比較的修理や故障診断がしやすく、理由は制御系と伝送系でパーツが異なっているためです。

      Phantom 4の全コンポーネント(クリックで拡大) 出典:テカナリエレポート
      Phantom 4の全コンポーネント(クリックで拡大) 出典:テカナリエレポート


      テカナリエ社によるDJI製品の分解レポートは読みごたえがありますので、ご一読ください。DJIの技術力の高さが垣間見えます。
      まるで“空飛ぶプロセッサ”、進化する中国ドローン―EE Times Japan 2016年12月09日

      DJI以外はパーツが手に入るかどうか

      搭載されているFC。DJIだとNAZA-V2に近い印象
      搭載されているFC。DJIだとNAZA-V2に近い印象

      ALIGNのドローンはあまりパーツが出回ってなく、代理店でしか調達ができない部品もありますが、今回は調達しやすい部品だったので弊社でも修理が可能でした。ESCであれば一式新しくしてしまうことも可能です。Tarotもパーツは多いので直しやすいですが、使っているケースをほとんど聞きません。ドローンは基本的に「組み合わせ」の技術で構成されているので、パーツさえ手に入れば直すことは可能です。

      まとめ


      ドローンを運用していくことでどうしてもトラブルは発生します。その際にオペレーションへの影響を最小限にできる機体選定が最も大切になってくるので導入する際は
      ・修理が速やかにできる
      ・代替機が確保できる
      という点を検討してください。

      弊社では修理や修理に伴うアップグレード、古くなった機体のアップデートも行っておりますし、これから導入したいの事業者向けのサポートもファイナンスを含めてサポートしていますのでお気軽にご相談ください。
      コンディション確認
      コンディション確認
    • レポート2019.10.17

      【レポート】ドローンで空から古墳探索@各務原市

      ヘリコプターもドローンもグーグルもない時代の築造物

      坊の塚古墳スタンプラリー
      坊の塚古墳スタンプラリー


      各務原にある「坊の塚」古墳は県内No.2の前方後円墳は、一見すると森に見えます(森だと思っている人は多いようです)が、4世紀頃に築造されたもので、古墳の上からは濃尾平野を望むことができたようです(今は木が茂っていて隙間から覗く程度です)。国道21号を美濃加茂方面に走ると左手に見えてくるのですが、ほとんど気づきかない場所です。ロケーションとしては各務原台地の東端に位置しており、当時、この古墳を築造することで、木曽川を行き来する人にその存在を知らしめる効果があったように思えます。






      台風一過で見事な青空


      各務原市がかねてから調査を進めており、今回は「第5次坊の塚古墳発掘調査現地説明会」としてその成果のお披露目もかねてのイベント開催です。調査員による案内ののちにドローンで撮影した上空からの映像をご覧いただく企画でした。前日の台風の影響も心配されましたが、雨は降っておらず空はくっきりと晴れ渡っていたのですが、風がとても強い日になりました。
      古墳といっても保存状態はまちまちで法面の手入れがしっかりされて、ぱっと見れば「古墳」とわかる事もあれば、この坊の塚古墳のように木が茂ってしまい下からでは古墳の形がはっきり見て取れないこともあります。そんなときにドローンはとても便利です、上空から形を見たほうがボリューム感も伝わり、前方後円墳の形を確認しやすく、こういうフィールドワークにはうってつけのツールだと再認識しました。

      今回はドローンによる空撮映像で楽しんでもらうために事前にDJIのINSPIREで撮影を済ませておきました。ドローンの認知は進んでいますが、実物をまじかに見る機会はまだまだ少ないようで、映像に加えて、ドローンそのものにも興味を抱かれたようで、イベントに華を添えることができてよかったです。



      古墳王子あらわる

      映像を見ながら「けっこう大きい古墳だね」「あ、ここが前方個円墳のくびれだ」と空から見た映像でしかわからない魅力を楽しんでいただけたようです。あとはお決まりの「あ、うちが見えた!そこそこ!」とやはり、みなさん自宅を探したくなるようです。
      実は参加者中で最年少の男の子は「古墳王子」というTwitterアカウントで活動しているようで、当日も熱心に見学されてました
      古墳を回ることは「墳活」と呼ぶようです。(初耳です)



      スタッフの皆さま、調査会社のみなさまおつかれさまでした。

      坊の塚上空でのパノラマ
      坊の塚上空でのパノラマ



      弊社にでは通常の撮影ではなく見学会等でのドローンを使ったこのような演出も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください

    • レポート2019.10.09

      【レポート】そのドローン、測れてますか? #スマート農業

      空を見上げる農家
      雲ひとつない空を見上げる農家さん
      7月から岐阜県中津川市で始めたスマート農業の実証事業ですが、3ヶ月の期間を終えましたので、現場からのドローン技術側の観点でレポートをお届けしたいと思います。目標とする精度から飛行プログラムを生成し、解析を行い、実際の育成具合との相関をみるというフローのだったので、弊社としては「ドローンを飛ばして撮影データを取得する」だけだったので、それほど技術的な難しさはなく、7箇所の測定は半日で終わる見込みでした。

      1.飛ばないドローン

      精密農業 岐阜 スマート農業parrot
      初日は調子の悪かったparrot社Blue glass

       第1回目となる7月はPrrot社ブルーグラスを使いました。マルチスペクトラムカメラ「Sequoia」を内蔵しており、Pix4Dマッパーを使い飛行する方法です。気温が上がってくるとバッテリーやデバイスへの影響が懸念されるので、早めのスタートで現地6時集合でやる気十分で現場へ向かいました。関係者の方も続々と集まり、みなさんの期待も高まってきます。
       事前に生成しておいたプログラムを読み込み、「いざ、データをアップロード」。

      ところが、「アップロードエラー」の表示が。機体やアプリを再起動するも、全く音沙汰なし。何度かやり直すと、飛行は実現できましたが、午前中に飛行できたのは2箇所で、改めて翌日の計測となりました。
      原因としては、アプリ側の設定ミスでした。普段、濃尾平野の低い(G.H.0~30m)ところでしか計測をしておらず、中津川(G.H.300m以上)という標高の高い空域で飛ばすには制限を解除する必要がありました。こういうことは説明書には書いてありません、というよりドローンや関連アプリには取り扱い説明書が無いことがほとんどのため、使いながら使い方を理解していくケースが多いです。翌日に無事にフライトを終えました。


      2.撮影しないカメラ

      DJI社インスパイアにSequoiaを搭載した様子
      DJI社インスパイアにSequoiaを搭載した様子

      2回目となる8月は、トラブルが発生した時に原因を追求しやすくするため、カメラ一体型のParrot社を諦め、DJI社のドローンにセコイアを独立して積む方法を取りました。これによりドローンが飛ばない、というトラブルは発現率10%以下まで抑えました。(時折、フライトMissionのアップロードがうまく行かないことはありました)
      ですが、問題はカメラでした。セコイアカメラはインターバル撮影をするはずなのですが、何回かシャッターを切ると電源ダウンが発生するトラブルが頻発。これにより、ドローンが飛行できていても、撮影ができていないケースが発生しました。この日は気温が午前中から30度を超え、カメラもかなり加熱していました。現場で冷やしながら、冷めては飛ばしを繰り返しを繰り返してなんとか撮影を終えました。
      濡れたタオルでカメラを冷やす様子
      濡れたタオルでカメラを冷やす様子


      3.記録されない飛行データ

      本当ならこの飛んだ軌跡が写真にも残されているはず


      さて、撮影を終えて解析にかけると、「本来あるはずの位置情報が写真データに付与されていない」という、計測業務で言えば頭が真っ白になるような自体です。位置情報がなければ解析がかなり困難になるからです。調べてみると、全7箇所のうち、6箇所で位置情報の欠損という大惨事でした。
      なんとか、位置情報を付与せねばと考えました。通常であればここで、飛行ルートを生成するMissionplannerからログを吸い出して、、、と行くのですが、この時に使ったiPadが業務直後に破損してしまいデータが見られない状態でした。さてどうするか、と困っていたのですが、セコイアを搭載していたドローン側のログがあることに気づき、こちらからログを抜き出すことに成功しました。これを専用ソフトを使い写真全て(1000枚程度)に付与していき、なんとか解析できるデータとすることができました。
      「GPS情報が無いから無理」と拒否された画面
      「GPS情報が無いから無理」と拒否された画面



      4.原因はケーブル?デバイス?


      撮影しない、位置情報が付与されないことについては、おそらく、カメラへの電力供給、接続ケーブルとの相性が原因だったと推測されます。その周辺を中心に対策を行い、9月の計測ではトラブルが全く出ませんでした。カメラに対しての熱対策も施しましたが、カメラの背面温度で5度ほど下がる効果はありましたが、こちらの効果は限定的だったように考えています。
      左がカメラ、右がGPSアンテナ兼センサー


      5.3回目にしてとうとうスマート

      3回目はトラブル無しでゴキゲンに飛んだインスパイア
      3回目はトラブル無しでゴキゲンに飛んだインスパイア

      1回目、2回目とトラブルが続きましたが、3回目は本来のスマートな計測ができました。全7箇所をおよそ2.5時間で計測しました。全て移動したことを考慮すると、まずまずの所要時間だと考えています。実際に飛んでいる時間は5分~7分程度で、前後の準備片付けを含めて15分くらい現場にいます。大きくてもほ場が繋がっていれば、拠点を動かす必要もないので、さらに短時間で可能です。

      6.一年後には解決?


      弊社としても岐阜県からお声がけいただき、試行錯誤しながらの取り組みでした。3回目はノントラブルでしたが、1回目、2回目はそれぞれ異なるトラブルとなりました。結果としては解決できましたが、「スマート農業」となるには機器側の安定稼働やノウハウの蓄積等、課題も見えてきました。本来であれば、煩わしい操作を無くし誰でも使える、ユーザーフレンドリーかつユニバーサルデザインなアプリや機器となって普及していくのが望ましいと感じてます。ドローン業界のこれまでを見ると、来年か再来年には解決しているかもしれません。
      冷却コアが取り付けられたカメラ
      カメラを冷やす冷却コア(CPUクーラ流用)で工夫しなくても良い時代が来年には来そうです




      本事業は「苗木スマート農業協議会」「岐阜県」「岐阜大学」主導のもと実施されました。
      関係者皆様のご協力、ご指導に深く感謝します。




    • コラム2019.07.19

      【コラム】ヘリコプター?ドローン?撮影目的の違いをご紹介

      ヘリコプター空撮
      ヘリコプター空撮

      空撮の方法はいろいろ


      ドローンの登場で空から撮影したスチール写真や映像を目にすることが増えました。これまでは特別なものとして捉えられていたので、特殊な事情や予算のある企画でしか採用されませんでしたが、ドローンの登場で(以前に比べれば気軽に)空撮を採用することができています。では、ドローンが登場する以前はどんな方法がったのでしょうか?

      ヘリコプター空撮

      空撮の定番です。飛行場に駐機してあるヘリコプターをチャーターしてカメラマンが乗り込み、パイロットと連携を取りながら撮影する方法です。4人乗りくらいの小型の機体で窓からカメラを覗かせ(撮影用に小窓が空きます)たり、時には「ドアオフ」というドアがない(これは怖いんです・・・)機体で撮影します。小回りがききますので、「もう一回行きましょう。少し大回りで」といようなやり取りがよくあります。「次、高度下げて」。
      高度:300m~1000m程度
      移動距離:往復300km~600km(機体によります)
      費用:10万円~
      離発着:滑走路が不要で基本ヘリポート(空港で離発着もあり)

      ヘリコプター筆者撮影
      ヘリコプター


      弊社では名古屋空港を拠点にしている「セコ・インターナショナル」でチャーターして撮影します。小型機が多く、撮影用途での依頼はもちろんブライダルや鈴鹿サーキットへの移動でも使われるようです。

      セスナ空撮

      ヘリコプターに比べて、より長距離、より高高度での撮影が可能なので、何箇所か長距離に渡り移動しながら撮影したいケースにはヘリコプターよりも有利になります。固定翼を持ちプロペラで飛行するため、ヘリコプターに比べれば長距離に有利ですが、小回りは効きません。(弊社ではセスナ空撮は事例はありません)
      高度:300m~3000m
      飛行距離:1000km~4000km
      費用:30万円~
      離発着:滑走路が必要

      パラグライダー空撮

      ちょっと異色の存在ですが、モーターパラグライダーによる撮影もあります。有名なところですと「空撮ジャパン」があります。
      滑走路の必要がなく、離着陸は30~40mの平地があればでき。現地到着後にテイクオフまでのセッティング時間も15分程度であるため、非常にローコストで、 スピーディな空撮が可能です。撮影は被写体の真上、斜め撮影・垂直撮影が可能で、近距離での品質の高い空撮ができます。
      飛行速度は、時速約35kmであり、騒音は50ccのスクーター程度と低く、市街地、住宅街での飛行も騒音とは無縁です。1回の飛行時間は約4時間可能です。
      ヘリコプターに近い動きができ、さらにカメラアングルの自由度も高く狙った写真が取りやすいのが強みです。ただ、プレイヤーが少ないためあまり身近ではないかもしれません。他の空撮に比べると同乗できない点も違います。
      高度:地上~1000m
      飛行距離:50km
      離発着:30~40mの平地

      空撮の方法はいろいろ


      ドローンの他にもさまざまな撮影手段があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
      「ウェブサイト用に自社施設を撮りたい」
      「市街地のマンション予定地を撮影したい」
      「地方で実景を撮りたい」
      などのニーズに対して、予算や、頼める会社が近くにあるのかなど、複合的に判断して決めることになります。

      ヘリ、セスナでの注意点


      ドローンだとそれほど問題にならないけど、高硬度の撮影で問題になるのが大気中の水蒸気と雲の影。あまり知られていませんが、撮影品質に関わるので需要かつ慎重な判断が求められます。

      大気中の水蒸気で景色が霞む

      特に夏場に発生しやすく、しかも、離陸して目的地に行かないとはっきりしない点が厄介です。実際の撮影写真を御覧ください。

      (ヘリ空撮)大気中の水蒸気で視界不良
      (ヘリ空撮)大気中の水蒸気で視界不良


      昨年の7月に撮影した写真です。ガスが溜まってしまい遠方が霞んでいます。使いもにならない写真です。
      天気予報や空の色、遠方の状況で総合的に判断しますが、上がってみないとわからない、というのが実際です。

      雲の影~ぽよよん雲~

      天気もよく、空気もスッキリしている日に現れるのが、雲の影です。まとまった形の雲が影を作り被写体を覆う減少で、とてもにくい存在ですが「ぽよよん雲」と可愛く呼ばれることがあります。
      ぽよよん雲と呼ばれて
      ぽよよん雲と呼ばれて


      これは、滞空時間を伸ばして雲が立ち去るのを待つのがベストです。それが難しいときは撮影後の画像加工で雲を処理してしまう他ありません。雲が流れるのを待っているとその分、チャーター費が嵩むのでどこで折り合いをつけるか悩ましいこともあります。


      仕事でヘリコプターに乗れて楽しそうに見えますが、上空では良くも悪くも「今日はなんて日だ!」と、シャッターを切るカメラマンが空撮写真をみなさんにお届けしています。なお、ヘリコプターは酔いやすいので、撮影が終わった後の帰りはぐったりするケースが多いようにも感じます。現場からは以上です。

      レゴランド
      レゴランド


      【参考価格】
      名古屋市内でのヘリ空撮 17万円~(ヘリチャーター費、撮影費)

    • お知らせ取り組み2019.07.10

      【スマート農業】ドローンで農業を可視化(7月編)

      経験を数値に


      属人的だったノウハウをオープンにして持続可能な農業にしていく。「スマート農業」として取り組まれいてるプロジェクトに共通していることは数値化、見える化で農業をアップデートしていくプロセスのひとつです。

      今回は岐阜県恵那農林事務所と苗木スマート農業協議会、そこ岐阜大学応用生物科学部の田中先生が加わり、現場で感じる成育具合とデータの関連性を調べます。

      人に見えない光を見るカメラ


      今回のプロジェクトは人に見えない光を見ることで成育状況を知ろうとするものです。「人に見えない光って何よ?」と思われた方が多いと思います。私たちが見ているものは太陽の光を反射した特定の光、波長を目で見ています。可視光線、紫外線、赤外線という言葉で表現されますが、全て波長を持っていて。。。と書くとなかなか難しい話になるので深掘りは控えておきます。参考に太陽から届く光のイラストを掲載します。
      人が見える帯域は可視光線と呼ばれていますが、鳥や昆虫はそれぞれの帯域を見ているので人とは違う世界を見ていると言われています


      使用したカメラは「マルチスペクトルカメラ」と呼ばれるもので、それぞれ波長に合わせたレンズを搭載して撮影を行います。撮影データはJPEGとTiffで出力されます

      準備から片付けまで20分?


      今回はこのカメラをドローンにビルトインしたモデルを使いました。このドローンの便利なところは、カメラの制御がドローンに組み込まれているので、カメラ設定もドローンのアプリから行えることです。
      飛行エリアはこのように指定し、パラメーターの設定を行います

      順調にいけば、準備から、飛行、データ確認、撤収までは20分程度ですが、今回は冒頭からトラブルが、、、

      トラブル発生!?


      ドローンあるあるなトラブルが今回も発生しました。DJI系のドローンではかなり減りましたが、他社製だと稀に発生するのは「ドローンが飛ばない」というトラブルです。
      今回はまさにその状況が発生しました。

      使用したのはparrotのbluegrassというドローンでしたが、現場で離陸しなトラブルが発生しました。後日、解明できましたが、ドローンを含め最新デバイスは機能製は高いのですが、プロダクトごとの品質に差があり、いわゆる「当たり外れ」の存在が顕著です。

      次回は違う対策を施して8月に実施です
    • お知らせ2019.02.25

      散布ドローンの導入

      滋賀県の営農組合に農業用ドローンを引き渡しました。

      一次産業における高齢化人手不足から、作業の効率化が求められているようで、今回のドローン導入もその一環であると伺いました。
      すでに組合員が撮影用ドローンを保有し、ドローンを活用する素地で出来上がっており、今シーズンの作付け前に導入に至りました。

      3月に行われる現地デモフライトに立ち会わせていただきます。

      農薬散布ドローン
    • レポート2018.12.25

      【スマート林業】ドローンを使った列状間伐での架線における必要な現場の仕立て

      スマート林業ドローンで架線
      スマート林業ドローンで架線

      【目次:本レポートの内容】
      • 1.列状間伐を抜け350m先の先柱へ
      • 2.今回のミッション
      • 3.難はあるがミッション達成
      • 4.リードケーブル受け取りイメージ
      • 5.ドローン架線に適した現場への仕立て
      • 6.道具としてのドローン
      • 7.必要なコスト
      • 8.自治体、事業体の方へ



      1.列状間伐を抜け350m先の先柱へ

      離陸するドローン
      離陸するドローン


      今回の検証は距離ではなく環境に重点を置いた検証です。皆伐地でリードケーブルを運ぶなら500mくらいまではそれほど難しくないミッションになりますが、先柱が列状間伐を抜けた先にあるとなると、難易度はグッと上がります。通常の架線の現場であれば普通の環境ではありますが、そこへドローンを投入することが現実的にできるのでしょうか。できるにしても、できないにしても課題を洗い出します。

      2.今回のミッション

      成功条件;離陸から5分以内に350m先のスタッフへリードケーブルを渡す
      場所;岐阜県揖斐川町
      地形;V字谷
      距離;350m(射雕)
      リードケーブル;バインダー紐
      現場条件;通常の架線と同条件の列状間伐(後に後述します)
      運搬方法;ドローンとそれに取り付けた安全投下装置を使い先柱へのスタッフに渡す
      使用機材1;DJI INSPRE1(ドローン)
      使用機材2;飛来君1号機(安全投下装置)
      ドローン:DJI社インスパイア1  投下装置:飛来君1号機(オレンジの装置)
      ドローン:DJI社インスパイア1  投下装置:飛来君1号機(オレンジの装置)


      3.難はあるがミッション達成


      結論から言えばトラブルなしでリードケーブルを運ぶことができました。
      離陸側の列状間伐を抜け、谷を越え、先柱へ4分半程度かかりドローンで運ぶことができました。

      今回の実証課題は先柱側でへ安全かつ、段取りよくアプローチできるか、これにつきます。当初、いただいた資料と地形情報からは「やや困難」という判定をしました。「間伐幅が2m程度」との情報で、350m先にある2mの幅にドローンをアプローチさせるのはかなり高度な技術が必要なのと、仮に実現できたとしても熟練した操縦が必要になり、現場ツールとして汎用性が薄くなり、「スマート林業」と言えなくなるからです。
      実際は間伐幅が4m近くあったこと、先柱が急峻な地形であり、列状間伐に上からのアプローチが可能でした。斜面勾配として、35〜40度くらい。
      左の黄色丸が元柱。右の赤丸が先柱
      左の黄色丸が元柱。右の赤丸が先柱


      4.リードケーブル受け取りイメージ

      トランシーバーで「進んで、進んで」「降りて、降りて」と連絡を取り合いながら、ドローンから垂れる受け取りようリングを掴み、確認後、遠隔でリリース、という流れです。
      先柱で受け取り用リングをつかみ
      先柱で受け取り用リングをつかみ
      掴んだのを確認してリリース
      掴んだのを確認してリリース




      5.ドローン架線に適した現場への仕立て


      成功はしましたがいくつか改善が必要な点があります。これらを改善することでドローンを使ってのリードケーブル運搬は格段に容易になります

      1.離陸を阻害する立木

      元柱側から撮影。赤丸の枝が飛行経路を阻害
      元柱側から撮影。赤丸の枝が飛行経路を阻害

      写真は離陸側から見た光景ですが、ドローンの正面のちょうどいいところに枝が広がっています。この場合、上から抜けるか、下から抜けるか悩むところですが、今回は下から抜けました。

      ドローン単独で抜ける場合には問題ないのですが、リードケーブルと架線しながらとなると少し難易度が上がる、つまり不慣れな操縦者のミスの原因になり得ます。できればこうした立木は伐倒してあると安心して飛ばすことができます。

      2.先柱周りの空間

      先柱まわり
      先柱まわり

      次に先柱側ですが、今回は急峻な斜面だったので、上からの降下によるアプローチとなりましたが、ドローンが降下するスペースとしては狭いです。GPSによる安定したホバリングが可能とはいえ、感度不足によるふらつきは発生し、今回もヒヤッとするシーンがありました。降下後に再上昇しますが、枝葉の広がりが分かりづらく、離陸側からの目視と先柱側からのトランシーバー情報を頼りにするしかりません。
      直径で6m程度の空間は必要になりそうです。

      環境さえ整えれば、一般的なドローン技能でも安心して操縦できるということが確認できました。

      6.道具としてのドローン

      現場にはタワーヤーダが待機
      現場にはタワーヤーダが待機

      「ドローンは道具」です。なんでもできる魔法の航空機ではありません。
      道具であれば、どんなタイミングで、どう使うかを理解して使っています。例えばチェーンソーだけで収納家具はできません。ノコギリやサンダーやドリルなども駆使して、木材から形を変えていきます。「そんなこと当たり前だ」と思いますが、ドローンはメディアでの報道が過熱気味でなんでもできるようなイメージが先行しがちです。実際、今回は成功しましたが、ドローンの機種や現場環境、リードケーブル素材によっては実現が不可能になります。林業に携わる方は多様な機械を使い分けて現場に望まれるので、ご理解いただけると思います。弊社としても引き続き、林業での活用についての情報発信をしてまいります。
      現場で「クマロープ」と呼ばれていた線材は重くて運べず現場で「クマロープ」と呼ばれていた線材は重くて運べず
      現場で「クマロープ」と呼ばれていた線材は重くて運べず


      7.必要なコスト

      ドローン本体 30~50万円(DJI社
      投下装置 10万円(飛来君1号機)
      人材育成費 10万円~

      手軽さを考えるとPhnatom4やMavicあたりが撮影も行えるのでおすすめですね。
      ただ、インスパイアも良質な中古機体の価格が下がっていますので、そちらもご検討ください。

      参加機関

      岐阜県森林文化アカデミー
      揖斐森林組合

      8.自治体、事業体の方へ


      弊社では林業へのドローン活用に向けた支援として、活用のためのセミナー・ワークショップの開催、現場指導、機材選定等も行うことができますので、お気軽にご相談ください。

      左側が弊社代表
      左側が弊社代表
    • お知らせ2018.12.15

      【募集】産業用ドローン組立制作講座〜入門編〜

      ドローン制作組立講座
      ドローン制作組立講座

      ドローンの活用や新事業開発にはハードウェアの知識も欠かせません。今回、ドローンビルダー松平隆司氏を招いて、今、岐阜で1、2を争うドローンスポット「156DroneStation」(㈱ROBOZ運営)を会場に組み立て講座を開催します。

      ◯こんな人にオススメ
      ドローンの構造やパーツ構成を学びたい
      新規事業の着想のキッカケにしたい
      純粋ドローンを組み立てみたい
      年末の時間を使って学びたい

      今回は入門編ということで、DJI F450にFCを組み合わせゲイン調整、LEDを光らせ、送信機設定まで実施し、最後は自分が組んだドローンでフライトします

      場所;156Drone station(ROBOZです)
      日時;12月26日(水) 午前の部9;00〜 午後の部13;30〜
      定員;それぞれ3名
      費用;19000円+税
      持ち物;Windows7以上のノートパソコン(お持ちでない方は4000円で貸し出します)
      申込方法:お問い合わせから

      備考;機体は教材用なので原則持ち帰れません。(希望される方は事前にご相談ください)
      法人で見積請求書が必要な方は申し込みの際に手続きしてください

      ○今後の予定
      初級編;ヘキサコプターの組立調整(カメラジンバルの取り付け、可動式スキッドの設定、画像伝送)及び飛行
      中級編;薬剤散布ドローンの組立調整(フライトコントローラー調整、散布ノズル調整)及び飛行
      上級編;究極の研究開発機 PixHawk(3DR)の組立、ArduPilotによるフライト監視及び飛行
      (中級編は練習目的で申請を提出しますので、申し込みから開催までの時間は長くなります。)
    • お知らせ2018.12.11

      【サービス】ドローンを使ったケーブルの架線/展張作業

      目次【本投稿の内容】



      1.期間短縮、コスト低減にドローン

      ドローンによる展張/架線
      ドローンによる架線

      ドローンを使うメリット

      このページをご覧になっている方はおそらくすでにドローンを運用しているか、相当の知識をお持ちになっているケースが多いと思われますが、ケーブルの展張/架線作業にドローンを使う効果を改めてご紹介します。
      まずドローンのメリットは小型軽量であり、他の産業機械に比べて手軽に使えてコストも抑えられることです。特に現場業務おいては従来は難しかった記録の取り方、特に上空からの撮影が可能になることにより、これまでは残せなかった記録が残せます。このドローンの特性を活かしたのが展張/架線作業です。従来、架線作業におけるリードケーブルはヘリコプターを出動させたり、はたまた人手により運搬をしていましたが、ナイロン系の軽量なリードロープであればドローンによる作業が可能となってます。1径間あたりの飛行時間は10分未満です。

      作業方法

      では、具体的な作業方法ですが、現場で用いるのは運搬力のあるドローンと専用の投下装置です。
      1.架線/展張する区間を事前にフライト(ここでは当日の風向き、到達点の環境を調べます)
      2.受け取り側作業員との合図方法の確認
      3.ドローンに取り付けた投下装置の動作確認
      4.離陸(フライト中は操縦者とは別の作業者がケーブルの送り出しを行う)
      5.到達点における受け渡し
      6.帰還
      という流れです。順調にいけば離陸から帰還までは10分未満です。
      ドローン展張/架線のイラスト
      ドローン展張/架線のイラスト


      林業現場の一例


      2.業務実施における安全策

      こうした作業においてはほとんどの現場で作業計画への安全策が求められていますが、本業務における安全策は「機械要因」「環境要因」で構成されています(必要に応じて書面で作成させていただきます)

      機械要因
      1.ドローンの機体点検業務の実施
      2.作業に見合ったドローンの選定
      3.フライト中の監視
      運用するドローンが正常に動くこと、また実施する展張/架線作業でドローンに発生する負荷に見合ったドローンの選定により業務そのもの基本的な安全性を確保します。また、運用中はドローン側から送られてくる情報からフライト継続に必要な判断を実施し事故を防ぎます。
      ドローン点検の様子
      ドローン点検の様子


      環境要因
      1.風対策
      2.引っ掛かり対策
      従来のドローンによる架線では、作業中に「風に煽られた」「枝に引っかかった」というケースでドローンが危険な状態になります。このような状況が想定されると発注者からは安全対策の確保を要求されるケースがあります。弊社の業務においては独自開発した切り離し安全装置「飛来君1号機」の活用により、ドローンが不安定になる状況においてケーブルを切り離すことで、ドローンの安全確保を実現しており、この方法は高く評価されています

      強風時の安全対策
      強風時の安全対策




      注意すべき現場の特徴


      ドローンを効果的に活用するには、現場の下準備も重要です。ドローンはロボットなのでどんな状況でも対応できるわけではありません。具体的には
      1.安全な離発着スペースの確保
      2.受け取り側の空間の確保

      上記の2点が実現できない場合はオペレーションが難しくなりますので、現場がドローンの離発着に向いているかよくご確認ください
      列状間伐
      列状間伐


      3.ご相談される前に

      概算金額

      問い合わせる前に概ねの予算感を掴みたいというケースも多いと考えられますので、下記に参考価格として一例を掲載します。
      【基本事項】
      打ち合わせはメール、電話等で実施します
      ケーブルの受け取り手は現場作業者にてお願いします

      業務内容~4径間(計1200m)の展張作業を山梨県で実施した場合
      基本業務価格・・・15万円(機材費、保険※1、補助作業者込み)
      出張費・・・1.2万円(岐阜~山梨間)
      (この時は現地情報(写真、設計図面等)が整っていたため現地踏査は事前に行いませんでした。)

      予備日の確保
      1日あたり3万円

      【天候キャンセル】
      ドローンの安全飛行と密接な関わりのある天候については以下のガイドラインに基づいて運用します

      実施日の2日前:この時点で降水確率30%以下の「晴れ」予報の場合は実施。降水確率40%以上の雨予報の場合は判断を翌日に持ち越し。

      実施日の前日
      【予備日あり】
       前日17時に降水確率40%以上の雨予報の場合は中止とし予備日に実施。
      【予備日なし】
       前日17時に降水確率40%以上の雨予報の場合は中止とし再度、日程調整。

      あくまで「ガイドライン」であり現場状況、天候に応じて柔軟に対応させていただきます。ご相談ください。

      ※1 加入している保険
      会社名:東京海上日動火災保険
      対人:5億円
      対物:5億円

      実施までの流れ

      1.ご相談/お問い合わせ・・・電話やメール、オンライン又は面談になりますが、ご都合の良い方法をお選びください
      2.作業条件の提示・・・お互いに条件をすり合わせます。特に現地確認が必要かどうかは重要です
      3.お見積り・・・作業内容を考慮し見積もりを提出します。
      4.現地確認(※)・・・必要であれば現地踏査(別途費用発生)を行います
      5.実施決定・・・天候等を判断し2日前を目安に判断します
      6.現地作業・・・事前の打ち合わせにもとづき実施します。
      7.請求書発行・・・翌月末までに銀行振込となります

      まとめ


      ドローンによる展張/架線作業は「自社で行う」のか「外部に委託する」か、判断が難しいケースがあります。「今は委託したいけど、将来的には自社で。。。」という場合でも人材育成等を含めてサポートさせて頂きますのでお気軽にご相談ください。
      弊社で機材及び人材のサポートをさせて頂いている「㈱ヒメノ(所在地:名古屋市)」の架線作業を紹介させていただきます。




    • レポート2018.12.10

      【レポート】7歳もプログラミング!


      満員御礼




      旧長瀬保育園(春に撮影)




      12月9日日曜日に岐阜県揖斐川町にある旧長瀬保育園にて地域の子供向けドローン×プログラミング体験教室を開催しました。当日は午前の部と午後の部それぞれに分かれ計8名の参加者と保護者と参加されたお子さんのきょうだいも含め30名近いご来場で満員御礼となりました。参加されたお子さんの年齢は小学校1年生から4年生までと比較的低学年の子が多くプログラミングが理解してもらえるか若干の不安がありました。




      プログラミング教育への不安?




      プログラミングのイメージphoto by pixta




       2020年から学校教育で導入されるということもあり親御さんもお子さんを預けて帰ると言う様子はなく、2時間教室でどんなことをしているか観察されていました。皆さん「プログラミング」という言葉はもちろんそれがどういうように行われていて今の社会にどう活用されているのかわからないと言う疑問があり、それなのに、「プログラミング教育」というビッグワードが先行する不安を感じていたようです。
       プログラミングは今の私たちの日常生活にはなくてはならないものですがその存在を意識することは少ないかもしれません。ですが、今皆さんが見ているこのようなウェブブラウザはプログラミング(HTML,Java,,,)で動き、スマートフォンアプリ(object-c,Swift,,,)はもちろんプログラミングで作られています。インターネット関連したサービスはほぼ全てプログラミングが使われています。これらのサービスを構築する上で欠かせません。また自動車やロボット、エレベーター、銀行のATM、電光掲示板などどこにでもプログラミングが存在しています。程度や難易度の差こそありますが、プログラマーは世界中に必要とされ人材の奪い合いとなっています。そうした背景もあり政府は学校教育にプログラミング教育というの導入しようと動いています。




      やった!飛んだ!








      親の不安をよそに、子どもたちは楽しそうに過ごしていました。(小学1年生もいたので少し不安はありました)




      最初はこちらでプログラムを作るところ見せてあげて実演をしていたのですが、飲み込みの早い子はこちらが説明してる間に自分でプログラムを作ってしまいこちらが想像もしなかったようなコマンドでドローンを飛ばしていました。基本は目標をいくつか作り、それを実現するにはどういうプログラムが必要なのかということを考えて組めるような課題設定しました。じっくり考える子もいればとりあえず飛ばしてみて直す子もいたりとアプローチがそれぞれ違います。




      タブレットアプリで簡単プログラミング




      DroneBlocksの画面




      プログラミングというと黒い画面にアルファベットのイメージですが、今回使ったのは簡単にプログラムが組めるアプリを使いました。どうしても英語は出てしまいますが、用意した早見表を使ってもらい、色分けとあわせて簡単にしています。




       みんなで同じプログラムを作り同時に飛ばして、同じプログラムなのにそれぞれで挙動が違うことを学んだり、最後はお決まりのバランススクーターでみんなで遊びました。子どもたちは一様に楽しそうに過ごしていて、「プログラミング」という概念ではなく「これ、面白い!」というワクワクする体験ができたようです。クリスマス前に刺激が強すぎたかもしれませんが・・・




      ドローンよりも楽しい?バランススクーター




      まとめ




      今回はドローン×プログラミングの体験イベントでしたが、今後もこの旧長瀬保育園をベースにテクノロジに触れる機会を作っていければと考えています。この企画は地元の有志のみなさんと共同で進めさせていただいた、ボランタリーな活動です。都市部に偏重しがちなテック系イベントを地方の子どもにも!という趣旨にご賛同頂け、子供向けにご提供いただけるテクノロジーをお持ちの方がいればご連絡ください。場作りの協力をさせて頂きます。特に開発中のプロダクトやサービスで実験的にやってみたいと言うのも歓迎です。





    • お知らせ2018.11.27

      【募集】INAKAテックアカデミー12/9(揖斐川町)






      前回に引き続き揖斐川町谷汲にある旧長瀬保育園を活用したプログラミングイベントを開催します。前回はトライアル的な内容でしたが、今回からは広く募って(揖斐川町民が優先となります)の開催です。開催概要は以下のとおりです。




      開催概要




      日時:12月9日(日曜) 午前の部10:00〜  午後の部13:30〜




      場所:旧長瀬保育園(揖斐川町谷汲 長瀬2565付近)




      参加条件:小・中学生でプログラミングやドローンに興味のある生徒及び保護者




      参加費:500円又は農産物一盛り又はジビエ




      持ち物:好奇心




      その他:開催状況は撮影し随時SNS等に投稿します




      見学は自由です!




      申し込み方法は「お問い合わせ」から、またはTEL058-379-5900まで




      バランススクーター
      バランススクーター




      あえて田舎でプログラミング




      情報化社会になったとはいえ、「きっかけ」「チャンス」となると都市部に優位性があり、実際、都市部ではプログラミングイベントが盛んに行われています。地方都市のさらに外周に位置する地域では殊更に機会がありません。アンテナを張って、外へ出ていくしかない状況を少しでも改善し、きっかけを作っていければと考えています。きっかけができ、興味がわけば後は自然とインターネットを使って自分で動いてくれます。これはほんのきっかけ作りです。




      プログラミングする少年
      プログラミングする少年




      今後はロボットやVR、プロジェクションマッピングも




      しばらくはドローン×プログラミングで進めて、しばらくしたらロボットやプロジェクションマッピングなどの新しいテクノロジーを使ってみたり、簡単なセンサーキットでお家を便利にしてみる企画もやれたらと考えています。




    • レポート2018.11.15

      【レポート】田舎こそテクノロジーを!


      田舎テックアカデミー
      田舎テックアカデミー




      「わぁ!飛んだ!」




      揖斐川町の谷汲にある旧長瀬保育園で地元の小学生向けドローンのプログラミングを中心にテクノロジーを体験するイベントを開催しました。旧長瀬保育園は閉園後に長らく利活用がまとまらずにいたようですが、地元の有志メンバーが立ち上がり活用のために動き出しました。今回はその一環としての企画です。




      プログラミングで離陸するドローン
      プログラミングで離陸するドローン




      テクノロジーは不便を便利にする




      歴史を振り返れば新たなテクノロジーはこれまで実現が困難であったことを社会に提供する役割を果たしてきました。身近でわかりやすいものとしては自動車が良い例です。旧来の馬車に比べれば、パワフルでスピーディな移動を実現できる手段として社会に定着しています。今、2018年現在も常に新しい技術が登場し社会に実装され続けています。テクノロジーの進化に終わりがないので、日々、アップデートを繰り返し気付いたら「とても便利になっていた使ったらやめられない」ということが良くあります。




      用意したドローン
      用意したドローン




      踏み出すきっかけ




      しかしながら、テクノロジーは時に取っつきにくいものです。特に実態のないICTサービスはなかなか使うイメージが持てず、周りが使い出して、使い出すということも多いと思われます。10年くらい前であれば、新しいサービスも緩やかに浸透していたので、周りに合わせて使い出すスタイルでも不便はなかったはずです。つまり、そこにテクノロジー格差が生まれにくい、生まれても緩やかな勾配でした。しかし、今はテクノロジーの進歩と改良が早く、周りに合わせてではなく、時代と世界に合わせて使っていかないと「格差」という勾配が急になり登れなくなる恐れがあります。これはグローバル社会のひとつの特徴かもしれません。この格差は依然、都市と地方でも残っています。子供たちの将来キャリアを考えると、住む場所で格差が生まれると時間経過と共にその差がどんどん広がります。そういった背景があり、あえて「田舎」である揖斐川町谷汲で開催しました。2020年からプログラミング教育が始まると声だかに叫ばれていますが、そもそもプログラミングがわからない、という人がかなり多いことを実感していましたので、そのキッカケとして親子で体験してもらえればとの思いで開催しました。




      今回用意したのは、プログラミングに対応したドローンとバランススクーターです。バランススクーターは体の前後バランスだけで移動できるモビリティで、セグウェイから捕まり棒が無くなったと考えていただければ分かりやすいです。




      バランススクーター
      バランススクーター




      子供たちの可能性は∞




      これまでも何度か実施してきましたが、子供たちは理解が早く、親が心配することはありません。今回も、すぐにタブレットでのプログラミングに慣れ、「これ何?どうなるの?」とどんどん新しいコードを使おうと積極的に質問してきます。こうなれば何も心配はいりません。こちらが大雑把な目標を作ればあとは自分たちで考えて進んでいきます。




      プログラミングする少年
      プログラミングする少年








      今後の開催予定




      今回、使った旧長瀬保育園では次回は12月9日を予定しています。原則、揖斐川町内にお住いの方となりますが、見学は自由です。また、高山市においても開催予定です。




      使用ドローン:DJI社TELLO. 使用アプリ:DroneBlocks(iOS)




      出張開催等も可能ですのでご相談ください。

    • レポート2018.10.31

      【レポート】今年もやっています、猿の追い払い


      昨年に引き続き、スピーカーを搭載したドローンによる猿の追い払いを美濃加茂市三和地区にて実施しています。




      実施概要




      ドローンによる猿の追い払い
      ドローンによる猿の追い払い(筆者撮影)




      昨年度から始まった本事業はドローンを使った猿の追い払いが狙いです。「予防」「防護」「駆除」の活動のうち「防護」に分類されます




      農作物を食い荒らす猿を追い払うために、猿が嫌がることを音を流すスピーカーを搭載したドローンを使い追い払い効果を狙います。しかしながら、猿は知能が高いため、音だけでは慣れてしまう可能性があります。そこで音と威嚇行為を合わせることで音がすると「攻撃される」という刷り込みを狙い猿の忌避行動を促します。美濃加茂市ではこれを「ぱぶろふの猿」作戦として昨年度より展開しています。




      職員自ら操縦




      ドローンによる猿の追い払い
      職員による操縦(筆者撮影)




      使用しているドローンはスピーカーを取りつけるために特別に用意した機体です。美濃加茂市においては通常においてもドローンを職員が操作しているためこうした活動を職員自ら行うことができます。使用しているドローンは職員が普段使っているドローンに操作性を近づけることで運用のしやすさを考慮しています。弊社は本事業に対してドローンの貸与だけでなく、課題設定、検証、効果算定を行い、獣害対策におけるドローンの役割いついて報告をまとめます。




      猛暑と柿の不良により出没は減少気味




      (筆者撮影)
      道路を歩く猿(筆者撮影)




      気になる効果は、出没エリアの遷移や出現回数の減少は見られますが、動物の生態行動のため原因は複数考えられます。特に今年は猛暑による作物の生育不良、この時期にエサとなる柿の現象、近隣で行われている道路改良工事もあり、要因はいくつか考えられてます。




      地元の意識は向上




      ドローンによる猿の追い払い
      猟友会の見回り(筆者撮影)




      しかしながら、行政が動き現場を作っていくことで、地元も意識が向上し、猟友会の見回りや花火を使った追い払い等、ドローン以外の追い払い活動も動き、地域として「猿を追い払う」という気持ちが醸成されていることは収穫であると考えます。こうした活動はそこに住む地域住民の活動がベースとなり継続されることが望ましいためです。




      職業見学で中学生も現地入り




      ドローンによる猿の追い払い
      追い払いに使う花火の撮影(筆者撮影)




      先日は美濃加茂市西中学校の生徒が職業見学の一環で現地を見学されました。市の仕事の現場をいくつか訪問する中での、ドローン見学だったようです。テクノロジーが変わると、消える仕事や生まれる仕事が話題になりますが、ドローンはテクノロジーにより生まれた仕事で、それが行政の現場でも使われは始めていることを学ばれたようです。




      ドローンによる猿の追い払い
      関係者で集合写真(筆者撮影)

    • レポート講習会2018.10.16

      【レポート】ドローン測量超実践研修


      TSによる測量作業
      【ドローン測量】TSによる測量作業




       兼ねてから募集をしていました表題の件ですが、3名の参加により実施しました。参加者のみなさんは愛知、岐阜の近郊から参加され、天候にも恵まれ無事に計測を終えることができました。ドローン測量に興味はあるものの、実際にどんなことを現場で進めているのか、ネットで聞いた情報はあるけれど実際を知りたいということでした。




      ドローン測量、ネットでは話題だけれど




       参加者の皆さん共通だったのは、「ネットのニュースや投稿で色んな情報が出ているけど、実際にどんなことしているのかわからない」ということ。「点群データ作成までシームレスな処理を実現したソフトが登場!」「高解像度カメラにより短時間の計測」というような要素の話題はあれど、準備からオペレーション、解析、クロージングといった一連の流れはなかなか情報として少ないのが現状です。参加者からは「○○という解析ソフトがいい」という人に突っ込んで聞いてくと、実際に使っているわけではなく「△○さんの会社が使っているからいいんじゃないか」という程度だった、という声もあがりました。




      「ドローン測量にはどんなドローンがいいですか?」




      一番良く聞かれる質問です。本記事では手法の解説が目的ではありませんので(もっと詳しいサイトはたくさんあります)、ここでは触れませんが、「ドローン測量にはどんなドローンがいい?」だけにはお答えします。弊社としては「標準的なものでも計測可能」と考えています。これは物資の運搬で例えると、決まった料の荷物を運ぶのに、軽トラックなのか、4t車なのか、フルトレーラーなのかは状況(距離、コスト、人員)等で判断するのと同じです。計測エリアの広さ、求める精度、解析ソフトを要素として判断します。ちなみに、今回はDJI社のPhantom4で計測しました。




      ドローン測量 Phantom4
      ドローン測量 Phantom4




      現場で最も大変なのは




      ドローンで測量というと、ドローンが主役のように聞こえますが、全体のオペレーションは外業と内業に別れていて、ドローンの飛行は外業の一部です。やはり大変なのは対空標識の設置です。今回のような河原は歩きにくいので、移動するだけでも足に負担がかかります。エリア内に決められた数を置いて歩き、終わったら回収です。みなさん、慣れない河原を移動したので足がつかれたかもしれません。基本は測量なのでフィールドワークも発生します。




      【ドローン測量】対空標識
      【ドローン測量】対空標識




      【ドローン測量】計測中
      【ドローン測量】計測するドローンを見守る参加者




      これから始まるドローンによる測量




       以前に比べて、機体もコンパクト、高性能になりましたが、どんな結果を得ようとするのかで、機体やソフトウェアが変わってきます。弊社でも引き続き現場実績を元にしたノウハウを蓄積し、研修等で情報提供していきます。




      ドローンを使った計測、測量、3次元データ作成について




      弊社ではICT土工に対応した計測や、プラントにおける資材管理のための計測、また学術調査のための調査飛行を提供しております。主な提供エリアは東海地方ですが、これまでにも大規模土工での土量管理、周波数が限定される現場での計測も実績を有していますのでお気軽にご相談ください。




      【ドローン測量】3Dデータ
      【ドローン測量】3Dデータ