【レポート】7歳もプログラミング!
満員御礼
12月9日日曜日に岐阜県揖斐川町にある旧長瀬保育園にて地域の子供向けドローン×プログラミング体験教室を開催しました。当日は午前の部と午後の部それぞれに分かれ計8名の参加者と保護者と参加されたお子さんのきょうだいも含め30名近いご来場で満員御礼となりました。参加されたお子さんの年齢は小学校1年生から4年生までと比較的低学年の子が多くプログラミングが理解してもらえるか若干の不安がありました。
プログラミング教育への不安?
2020年から学校教育で導入されるということもあり親御さんもお子さんを預けて帰ると言う様子はなく、2時間教室でどんなことをしているか観察されていました。皆さん「プログラミング」という言葉はもちろんそれがどういうように行われていて今の社会にどう活用されているのかわからないと言う疑問があり、それなのに、「プログラミング教育」というビッグワードが先行する不安を感じていたようです。
プログラミングは今の私たちの日常生活にはなくてはならないものですがその存在を意識することは少ないかもしれません。ですが、今皆さんが見ているこのようなウェブブラウザはプログラミング(HTML,Java,,,)で動き、スマートフォンアプリ(object-c,Swift,,,)はもちろんプログラミングで作られています。インターネット関連したサービスはほぼ全てプログラミングが使われています。これらのサービスを構築する上で欠かせません。また自動車やロボット、エレベーター、銀行のATM、電光掲示板などどこにでもプログラミングが存在しています。程度や難易度の差こそありますが、プログラマーは世界中に必要とされ人材の奪い合いとなっています。そうした背景もあり政府は学校教育にプログラミング教育というの導入しようと動いています。
やった!飛んだ!
親の不安をよそに、子どもたちは楽しそうに過ごしていました。(小学1年生もいたので少し不安はありました)
最初はこちらでプログラムを作るところ見せてあげて実演をしていたのですが、飲み込みの早い子はこちらが説明してる間に自分でプログラムを作ってしまいこちらが想像もしなかったようなコマンドでドローンを飛ばしていました。基本は目標をいくつか作り、それを実現するにはどういうプログラムが必要なのかということを考えて組めるような課題設定しました。じっくり考える子もいればとりあえず飛ばしてみて直す子もいたりとアプローチがそれぞれ違います。
タブレットアプリで簡単プログラミング
プログラミングというと黒い画面にアルファベットのイメージですが、今回使ったのは簡単にプログラムが組めるアプリを使いました。どうしても英語は出てしまいますが、用意した早見表を使ってもらい、色分けとあわせて簡単にしています。
みんなで同じプログラムを作り同時に飛ばして、同じプログラムなのにそれぞれで挙動が違うことを学んだり、最後はお決まりのバランススクーターでみんなで遊びました。子どもたちは一様に楽しそうに過ごしていて、「プログラミング」という概念ではなく「これ、面白い!」というワクワクする体験ができたようです。クリスマス前に刺激が強すぎたかもしれませんが・・・
まとめ
今回はドローン×プログラミングの体験イベントでしたが、今後もこの旧長瀬保育園をベースにテクノロジに触れる機会を作っていければと考えています。この企画は地元の有志のみなさんと共同で進めさせていただいた、ボランタリーな活動です。都市部に偏重しがちなテック系イベントを地方の子どもにも!という趣旨にご賛同頂け、子供向けにご提供いただけるテクノロジーをお持ちの方がいればご連絡ください。場作りの協力をさせて頂きます。特に開発中のプロダクトやサービスで実験的にやってみたいと言うのも歓迎です。