取り組み2021.01.15

研修用パーテーションを製作しての研修会開催

クロスパーテーション
クロスパーテーション


新型インフルエンザによる感染症がなかなか収まらない中でも、業務として取り組んでいかなければならない状況はそれぞれが抱えているかと思います。サクラボテクノロジーズは自粛対象になる業務はないのですが、それでも配慮して進める必要があります。現在、岐阜県より受託している業務の中で「グループワークを伴う研修会」の運営があり、工夫を凝らして制作したパーテーションを投入しましたので、ご紹介します。


製品が少ないクロスパーテーション

感染症対策として見ない日はないパーテーションです。基本的には2柱式で「相手と自分」という関係において効果を求めるものがほとんどです。なので、基本的に市場に出回っているパーテーションはこれがほとんどです。ところが、今回、ご紹介するクロスパーテーションはあまり需要がないのかインターネットでも選択肢が多くありません。あっても小型だったり、納期がかかったりと、このタイミングの研修会で使えるものはあまりありませんでした。(執筆時点で改めて検索したところやや増えていました)
クロスパーテーション検索結果
クロスパーテーション検索結果


そもそもの経緯は発注者から「研修会は予定とおり行うけれど、感染症対策を徹底したいので、パーテーションを用意できませんか?」というリクエストでした。ここで困ったのは「研修で使えるパーテーション」が市販されていない、ということです。研修で使うパーテーションに求められるのは
・4人程度のグループで使う
・持ち運び可能
そして
・グループワークができるようにすき間がある
という条件です。特に最後の条件が課題でした。4人を仕切るだけのパーテーションなら市販のアクリル板で製作できますが、下にすき間を作るには柱を設けて浮かせる必要があります。リクエストから研修まで3営業日しかありません。


市販部材から製作

ということで、出来上がったのがこちらです。実物を見ると「なるほど」という作りです。分解できるので運搬も容易です。
研修用クロスパーテーション
研修用クロスパーテーション

使っている部材はアクリル板、木材、ピンです。弊社では製作する機器やスペースがないため各務原市内の工房に、用途やサイズ感を伝えて作っていただきました。


使い勝手は?

実際に使っている様子です
クロスパーテーションを使った研修の様子
クロスパーテーションを使った研修の様子

クロスパーテーションを使った研修の様子
クロスパーテーションを使った研修の様子


以前のように「模造紙をバーンとおいて」とはやはりいきません。パーテーション下のすき間(高さ8cm程度)を使いシートのやり取りや付せんメモを張ったりすることになります。パーテーションがないときのように自由に動けませんが、感染症対策を実施しながらということを考えればなんとかグループワークができる状況になりました。

最後に

感染症が収束しない中での苦肉の策で製作をしました。グループワークの醍醐味は活発な意見交換やシート使ったアイデアの構築です。一日も早く以前のようなパーテーションの要らない世界に戻ることを願っています。
なお、参加者からは「パーテーションを使ってみたい」という声がありました。日曜大工ができる方なら簡単に製作できますので、後日、必要な図面や資料を公開させていただきます。