取り組み2016.10.25

【テストフライト】林業でのドローン活用を促す汎用型ケーブル運搬・投下装置

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兼ねてから開発を進めておりました、架線集材の現場で使えるドローン用装置のテストフライトを岐阜県森林文化アカデミーで実施しました。
天候にも恵まれ汗ばむ中、アカデミーの生徒さんにも協力いただきました。写真ではケーブル巻取り装置の調整を生徒さんが行っています。
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主に架線集材の初期段階における細めの線材をドローンで架線することを目的としています。
ドローンを使うことで
・カメラ画像で投下点を確認可能
・作業負担の軽減
が見込めます。
架線距離は麻ひもで600Mほどまで確認できましたので、ほとんどの現場で利用可能です。
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今回の装置は市販のドローンでも使える仕様としており、普段は撮影・計測、時には架線作業に使うことで、機器として「遊ぶ」時間を減らせます。
架線専用ドローンで作ることも可能ですが、利用回数を考えるとなかなか導入しにくいため、アタッチメントタイプとすることで、より使いやすくすることを考えました。

森林文化アカデミーの演習林にある列状間伐においても安定した飛行ができました。
少し小型のドローンが扱いやすいようです
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↑小さいですが木々の間を抜けていく白い物体がドローンです。


今後の予定ですが
本装置を今週から開催される「メッセナゴヤ」に参考出展します。
三信建材工業ブース(小間番号:1C-218)内にて展示します。
また、11月21日は静岡県の「おおいがわ森林組合」で開催される講習会でデモ飛行します。(組合員向け)
加えて、11月下旬の「浜松ドローンイノベーション会議」の現場フライトでも飛行予定です。

市販化に向けたテストはほぼ終了していますので、間もなく販売となります。
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