お知らせ2023.03.29

オーバーライド機能の後付けサービス「アトカライド」始めます

オーバライド機能後付けサービス
オーバライド機能後付けサービス

サクラボテクノロジーズ合同会社(岐阜県各務原市テクノプラザ)はドローンにオーバーライド機能を後付けするサービス「あとかライド」を2023年4月より始めます。

修了審査機体に必須機能


2022年12月からドローン操縦士の国家資格制度が始まり、ドローンの利用がますます普及していく中、登録講習機関が「実地講習」に使う機体の要件として求められる「オーバーライド」機能の必要性が高まっています。しかしながら市販のドローンにはその機能を備えたものが少ないことが課題となっています。小型機については対応も進んできましたが、25KG以上のドローンについてはほとんど対応できていないのが現状です。

当サービスでは、ドローンにオーバーライド機能を追加するための装置や付属品をご提供することに加えて、専門の技術者による丁寧な調整を行い、オーバーライド機能を安全かつ正確に動作させることができます。修了審査に必要なドローンを手軽に入手することができ、多くの方々にご利用いただけるサービスとなっております。

ストレスのない応答性

オーバーライド機能は送信機のトグルスイッチを倒すだけで作動します。画面上でのタッチと違い視線を落とす必要がなく、必要な時に瞬時にストレスなく使うことができ、どんな状況であっても落ち着いて扱うことができます。また、機体側のコミュニケーションランプにより動作状況が確認できるため、操作前~操作~操作後と常に機体を注視できるこだわりの仕様です。修了審査における安全性確保にも貢献します。
オーバーライド実行の様子
オーバーライド実行の様子



特許技術の活用


本サービスに至った背景として、オーバーライド機能を活用し高圧鉄塔にドローンで架線する特許技術を取得しており、すでに3年以上運用していることがあります。本サービスはそのノウハウ及び製作したオーバーライドユニットを活用した事業となります。
過去記事:特許取得しました

対象となるドローン


Futaba製送信機(S.bus又はS.BUS2)により操縦が可能なドローン全般

サービスに含まれるもの


●オーバーライドユニット
●追加送受信機
●コミュニケーションランプシステム
●取付調整
オーバーライド機能のコミュニケーションランプ
オーバーライド機能のコミュニケーションランプ


価格


25万円(税別)


サービス提供の流れ


〇まずはご相談ください
下記フォームまたは問い合わせダイヤル(050-5443-6123)からご連絡ください。機体の状況を伺い、実装が可能状態であるか確認します。

〇実装までの流れ
機体預かり → 実装作業 → 動作テスト → 引き渡し 



納期


最短1週間程度、機体状況によって4週間程度となります。
弊社持ち込み、弊社渡しとなります。別途有料になりますが配送の手配も可能です。

デモ機について


弊社までお越しいただければデモ飛行は可能です、ご相談ください

よくある質問


質問:オーバーライド機能を作動させたときはどのような挙動になりますか
回答:送信機に割り当てたスイッチを操作することで、操縦する主体(「操縦権」)が変わります。操縦権がない送信機からの信号はフライトコントローラは受け付けません

質問:操縦権のある・ないはどのように確認できますか
回答:機体側のランプにより視認可能です

質問:現在の機体機能に制約はありますか
回答:基本的なフェールセーフ機能はそのまま引き継がれます。

質問:機体に搭載している機器をPWM信号で送信機からコントロールしています。それらも操縦権が変わった場合に操作可能でしょうか
回答:現在の仕様は修了審査で用いる機体を想定しており、追加で操作可能な機器は1chのみです。ご要望が多くなれば改良型で実装も検討します

質問:追加の送信機は持ち込みでも可能でしょうか
回答:Futaba14SGクラス以上であれば対応できます